第5話 聖剣エクスカリバーのダンジョン探索!!-5
・なんだかんだとダンジョン攻略を開始する3人。
・洞窟は構造としては至って普通のダンジョンといった感じで
ゴブリンたちはただただ拠点として利用し始めているだけのようだ。
・そう思うは洞窟のいたる所に木材などが置かれており、
拠点作りをしていた思しき様子もあった。
アロンダイト:
「やはり最近作り始めていたばかりのようだね」
ガラティーン:
「その様ですわね。材料があちこちに散逸しているのも途中だったことを
物語っている様ですし・・・」
エクスカリバー:
「―――――うーん・・・」
・2人の会話を余所にエクスカリバーは不満気なのか聞こえる様に
唸り声を上げていた。
・理由は2人はわかっていた。
・ゴブリンは思ってたよりも少ないからだ。
・ダンジョンに入ってから少ししてゴブリンとは戦ったのだが
その数が“あまりにも少なかった”のだ。
・情報そのものはエクスカリバーたち以外にも入っているのは
まず想像はできる。
・とはいえ、こういうダンジョン攻略に意欲的な冒険者は
初心者ぐらいであることが多いからだ。
・つまり、熟練の冒険者やエクスカリバーらみたいな強者は
あまり乗り気ではないからだ。
・ただ、エクスカリバーの様な気まぐれな変わり者もいない訳ではないが
エクスカリバー:
「一言余計だぞ!!(怒)」
アロンダイト:
「誰に言ってるんですか・・・?」
・憤慨するエクスカリバーだったが何かが聞こえたのかすぐにそれに反応するべく、耳をすます。
エクスカリバー:
「!?」
アロンダイト:
「どうしました先輩?」
エクスカリバー:
「なにか聞こえる・・・」
アロンダイト:
「え?」
・微かに聞こえるゴブリンの悲鳴と誰かの叫び
・誰かが先に戦闘している様だ
ガラティーン:
「聞こえますわ確かに!!」
エクスカリバー:
「あっちだ!」
・声の聞こえる方へ向かう3人。
・そこでは1人の女性がゴブリンたちを相手に大立ち回りをしていた。
?????:
「はああああああああ!!!」
ゴブリンたち:
「「ゴブゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」」
・まさしくザコ敵の如く、有象無象に蹴散らされていくゴブリンたち。
・倒されたゴブリンたちは地面に倒れ伏すと同時に光の粒子となって消滅していく。
・一通りゴブリンたちを叩きのめした女性は自分の獲物を支えにしてひと息付くのであった。
?????:
「ふむ、他愛もないな――――下位種のゴブリンでは所詮この程度か――――うん?」
エクスカリバー:
「あ、盾子!?」
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