第2話 聖剣エクスカリバーのダンジョン探索!!-2
・この世界は“我々のいる世界”に限りなく近く、限りなく遠い異世界。
・住んでいる住人たちは“我々の世界”では伝説などで語られる空想上の武器・防具が
擬人化しており、限りなく現代社会に近い形で生活を続けていた。
・基本的に彼らは“我々の世界”の様に人間的な営みをこの世界に住まう人間を
始めとした種族らと共存しながら暮らしていた。
――――ダンジョンに住まう者たちを除いては。
エクスカリバー:
「そうだ、気分転換にダンジョン探索しよう!!」
アロンダイト:
「いきなり唐突な上にそんな単純な理由でいいんですか!?」
・いきなりのエクスカリバーの発案に思わず声を上げてツッコミを入れるアロンダイト。
・【ダンジョン】とはその名の通り、迷宮などを始めとした人類が基本立ち入ることが少ない場所。
・ダンジョンの種類は多種多様であり、洞窟や遺跡など様々なものばかりだ。中には不思議な力によってその階層の構造が毎回ランダムで生成変化するという特殊なダンジョンもまた存在する。
・そしてそんなダンジョンを踏破・攻略する人たちもいるのだ。
アロンダイト:
「だからといって急に行こうと決めていけるモンではな・・・」
エクスカリバー:
「実はいけるんだよアロンダイトくん」
・自信満々にドヤるエクスカリバー。
・アロンダイトはそんな自信満々な先輩に不安なまなざしを向ける。
・そんな後輩を余所にエクスカリバーは行く気マンマンな様子だ。
アロンダイト:
「とはいえ、近場にダンジョンがあるかと言うと――――」
エクスカリバー:
「あるんだ、近場に。ダンジョンが」
アロンダイト:
「あるんですか!?」
・驚くアロンダイトの後ろから更に声が聞こえる。
?????:
「そうなのよ~これがねぇ~」
アロンダイト:
「――――その声は!?」
・後ろへと振り返り、声の主の方へと視線を向けるアロンダイト。
・そこに居たのは長く大きなボリュームある金髪を腰まで伸ばした女騎士風な衣装の女性だ。
・ボリュームある髪もだが身長も大きく、そして胸も大きい。
・彼女は円卓の12騎士の1人【ガウェイン】が有していた聖剣【ガラティーン】の擬人化した姿だ。
エクスカリバー:
「やあ、ガラ子!!今日も綺麗で大きくて目立っているえ!!」
ガラティーン:
「ガラ子はやめてくださいと以前も言いましたよエクスカリバー先輩?」
・やや呆れた表情で注意をするガラ子もといガラティーン。
・そんな注意を受けたエクスカリバーはどこ吹く風といった調子でガラティーンは
やれやれとため息を付く。
アロンダイト:
「話を戻すがガラティーン。さっきの話は本当ですか?」
ガラティーン:
「―――ああ、近場にダンジョンがあるという話ね。それは本当でしてよ」
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