生まれた時から埋め込まれたチップによりAIに管理された世界で生きてきた主人公が、自由の世界へ投げ出される物語。神とされるAIによる提案は絶対で、従うことで評価がつく。望んだわけではないが、反逆罪に課され、チップレスとなる。チップレスと蔑まれ、何も知らない自由な世界へと踏み出して行くことへの恐怖が、ひしひしと伝わってきました。私たちの住む現代にも同じようなことがあると考えさせられる作品です。両親や親友、住み慣れた世界との別れは、胸を撃たれ、泣きました。新しい世界へ、生み出された主人公に、今後、どんな世界や試練があっているのか。次を期待しています。