第30話 輸送任務

 獲得!

 PV65と☆0個!


 PVはまあまあ。

 でも200リワードが遠い。


 残り144リワードと☆24個。


 癒しの時間はなし。

 次は200リワード行ってほしいものだ。


 コメントを行こうか。

 コメントは4つ。


 輸送任務の途中で敵国の兵士がいるらしい。

 まあ、アドバイスを貰わなくてもロード達の警戒網からは逃れられない。


 しばらく行った所で、ロード達の映像に兵士達が映った。


「この先に敵兵がいる」


 輸送隊の隊長に進言してみた。


「確かか?」

「ええ、使い魔が報せてくれたので」

「でかした」

「ついでに殺しましょうか?」

「できるなら捕虜にしてくれ」


 捕虜か、ロード達だと難しいな。

 耳にロードを入れても抵抗する奴はいそうだし。

 無理ですと言うのは簡単だ。


「ロード、敵兵にくっ付いて、気絶させるぐらいの電撃を出せないか?」


 身に纏っているロードの1匹を手の平に置いて、訊いてみた。

 頷くロード。

 できるらしい。


「ロード、敵兵士にへばりついて電撃」


 映像には次々に倒れていく敵兵士が映っていた。


「無力化しました」

「よし、前進!」


 敵兵士が倒れている地点に到達。

 ロープが足りないので、蔦なども使い敵兵士を縛り上げる。

 耳にロードを入れておくのも忘れない。


「起こせ」

「了解」


 捕虜が起こされる。


「ふわっ、くそっ。捕まったのか。耳に何かいる!」

「耳にいるのは。こっちの坊主の使い魔だ。暴れたりすると、頭の中を食い散らかす」


 捕虜は勢いよく何度も頷いた。


「どういう命令を受けてた?」

「補給部隊を襲えと言われた」

「ここまで後方に来るのは大変だったろう」

「それは、隊商の身分証があって、商人に偽装してここまで来た」


 確実に裏切り者がいるな。

 ロナーが一番後ろにいるのは間違いないが、それ以外にもいるのだろうな。


「身分証を用意したのは上か」

「ああ、俺達が命令を受けた時には準備は全て整ってた」


 下っ端が分かるのはこれぐらいか。

 補給部隊の隊員が身分証を探す。


「ありました」


 証拠にはなるが、黒幕まで辿れないに違いない。

 きっと商会程度で糸が切れる。


 ひとつ、手札を潰せたということでは良いのだろうな。

 俺達は無事に輸送任務を終えた。


「入るぞ」

「どうぞ」


 俺の天幕に訪ねてきたのは将軍だ。


「任務ご苦労。おかげで被害を出さずに済んだ。礼を言う。裏切り者の男爵もひとり始末できた」


 男爵で捜査の糸が切れたのだな。


「礼には及ばない。この国が負けては困るからな」

「そうか。なかなか器用なことができるのだな。次は前線にある村の防衛にあたってくれるか。さほど重要地点ではないので兵力を割けない。済まんな」


 俺を便利に使う気満々だな。


「構わないよ」

「では健闘を祈る」


 村の防衛か。

 今度も色々とありそうだ。

 ただ兵士が攻めてきても迎撃できる自信はある。

 ロナーはどういう手で来るのだろうな。


 野営道具をバイクに積んでジャスとシーラを連れて村に向かう。

 村はどこにでもある村だった。


 だが違うのは、遊んでいる子供や畑仕事している大人がいない。

 家でじっとしているのだろうな。


 村長宅と思われる家の扉を叩く。


「誰だ?!」

「防衛にきた兵士だ」


「ただいま開けます」


 扉の前にバリケードを築いていたらしい。

 家具を移動するような音がしてから、扉が開いた。


「ケン・ゴールドだ」

「ゴールド? ああ、ではダース国から」

「そうだ」


 何やら雲行きが怪しい。

 その時、兵士の一団が村へ入ってきた。

 敵国であるマンド国の兵士だな。


「村長、村を守る約束と引き換えの食料は準備できたか?」


 ああ、村長は蝙蝠だな。

 敵国兵士が来たので取引を既にしてたか。

 まあ、それぐらいでは怒らないけど。

 こういう立地の村では仕方ないよな。


「ロード、殺せ」


 村中に放ってあるロード達が兵士に群がる。

 兵士は全て息絶えた。


「これは何というか。そう敵国兵士を騙そうとしてたのですよ。食料には毒を入れる予定でした」


 焦って言い訳を口走る村長。


「済まんな。俺も兵士だから、報告は正確にやらないといけない。言い訳は偉いさんに言うんだな」

「そんな……」


 同情の余地はあるが、利敵行為は罰せられるべきだろうな。

 俺には裁く権限はないが。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り24個


今回の収支:

 収入

 65リワード


 支出

 なし


 残金

 144リワード

 135,268,683イール


 銀のたわし

 1個


次の分岐:


 村でのトラブルはどれ?


 ①村長がハニートラップを仕組んできた。

 ②村長が賄賂を持ってきた。

 ③疫病発生。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 11/22日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


未来の分岐


 36話までに累計3600PV行かないと、主人公お役御免。

 その場合は1PV=1銅貨【寄生型スローライフ小説】になります。


1K毎ガチャ

 次のガチャまで、424PV必要です


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日の獲得が2000を超えたら、二桁目で。

 3000を超えたら、月間ランキングで。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 水鉄砲スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 石化魔法スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:22

魔力:1781/2420

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

 機械兵生成ⓘ

 斬撃ⓘ

 俊足ⓘ

 残像ⓘ

 鉄皮ⓘ

 痛痒感ⓘ

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