第29話 暗殺計画

 獲得!

 PV45と☆0個!


 PV、少なっ。

 ちょっと200リワードがかなり遠いんだけど。


 残り79リワードと☆24個。


 癒しの時間はなし。


 コメントを行くか。

 コメントは3つ。

 ロナー殿下の偽暗殺計画があるらしい。

 マッチポンプで俺を犯人に仕立てるようとしていると。


 ロードの映像をチェック。

 俺の偽物はと?

 いたいた、髪の毛の色と背丈以外は俺と共通点はない。

 ことを起こす時はきっと覆面するんだろうな。


 混乱させてやれ。

 俺は影武者を放った。

 これで偽物を入れれば3人の俺がいることになる。


 こうなればアリバイなど意味をなさないが、本物の俺がどこにたいのか証明できなくなる。

 さて、茶番劇の始まりだ。


 偽物が、ロナー殿下の天幕に乱入。


「何者?!」


 護衛が鋭い口調で誰何する。


「お命頂戴つかまつる」

「お前はケンだな」


 ロナー殿下が茶番劇を演じている。


「なぜ分かった。くそっ」


 俺の偽物が逃げ出して俺の天幕の近くで、早着替え、カツラも取った。

 護衛が到着。


「ケン、お前をロナー殿下殺害未遂で成敗する」

「知らんな」


「ええい、殺せ」


 影武者に護衛が剣を突き立てる。

 俺は影武者を崩壊させた。


「なっ、これは! どうなっているのだ?」


「皆さん、俺の天幕に何用かな?」

「こうなったら、殿下の指示を仰ぐ」


 俺は大人しくロナー殿下の下に連れていかれた。


「よくも私を暗殺しようとしてくれたな」

「なんのことで?」

「白々しい」


「真犯人なら捕まえてますよ」


 というかロードが既に殺している。

 電気で神経を刺激して、いまは動かしている。

 真犯人がぎこちなく歩いてロナー殿下の天幕に入った。


「お、れ、が、やっ、た」

「ほらこう言っているぞ」


 そう言って俺は真犯人の胸に剣を突き立てた。


「何をする?」

「殿下、賊を成敗しました」

「そんな言い訳が通ると思っているのか」


「護衛の皆さん。賊の声は覚えていますか?」

「ああ、もちろん」


「その声は、俺? それとも俺が殺した男?」

「殺した男だ」

「殿下、このような次第です」

「ぐっ、そんな馬鹿な。賊が出頭してきて俺がやりましたなどというものか」

「ですが、真実です」


 この殺された男を俺が雇ったとか言わないんだな。

 まあ、そう言われても反論できるけど。

 ロードの録画映像を見せれば解決だが、手札は切りたくない。


「不快だ。下がれ」


 ロナー殿下の顔は確かに不快だという顔だ。

 さしずめ計画が失敗して不快だという感じか。


 憲兵隊の取り調べが始まった。

 俺は、俺が作ったストーリーを並べ立てた。

 真犯人を陣に入れた人物はすぐに見つかった。

 そいつは敵国のスパイだった。


「関係者に集まって頂きました」


 憲兵隊の隊長が会議室用の天幕で、俺とロナー殿下と偉そうな軍人に向かってそう言った。


「何か分かったか。報告しろ」

「はい、将軍閣下」


 この偉そうな軍人は将軍ね。


「刺客を引き入れたのは敵国のスパイだと判明しております。ケン・ゴールドとの接点は見つかっておりません」

「刺客が自分でケンだと言ったのだぞ」

「殿下、失礼ですが敵国の刺客なら、そう言うでしょう。本当の事を言う利点などないのですから。自分からケンだという利点は何かありますか?」

「だが、絶対にそうなのだ」


「殿下の思い込みで決めつけるわけには参りませんな」

「将軍、この軍の指揮官は誰だ?」

「殿下でございます」


「ならなんで俺の意見が通らない」

「軍規というものがございまして、いくら殿下でもそれを捻じ曲げるわけにはいかないのでございます」


「くそっ、もう良い」


 ナロー殿下は怒って天幕を出て行ってしまった。


「君がケン・ゴールドか。絶対に怒らせるなと王から言われている。だがわしは、軍人としての信念を曲げることはない。今回は嫌疑不十分としておこう。証拠がそう言っているからな」

「それはありがたい」

「輸送任務を命じる。これでもこなしていろ」


 将軍は王に言われたのだな。

 まあ、公正にやってくれるのなら問題ない。

 ロナー殿下の立ち位置が見えてきた。

 お飾りなのだな。

 王に信用されているわけではない。

 きっと軍が負けたらロナー殿下が責任を取らされるのだろう。


 死んでも構わない駒として派遣されたようだ。

 それが分かっているからロナー殿下は敵国と結びついた。

 戦争前からきっと関係がこじれていたに違いない。


 この戦争を上手くやったら、王に褒美をねだっても良い案件なんじゃないかと思う。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り24個


今回の収支:

 収入

 45リワード


 支出

 なし


 残金

 79リワード

 135,268,683イール


 銀のたわし

 1個


次の分岐:


 輸送任務。

 どんな障害?


 ①盗賊。

 ②敵国兵士の一団。

 ③モンスター。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 11/21日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


未来の分岐


 36話までに累計3600PV行かないと、主人公お役御免。

 その場合は1PV=1銅貨【寄生型スローライフ小説】になります。


1K毎ガチャ

 次のガチャまで、424PV必要です


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日の獲得が2000を超えたら、二桁目で。

 3000を超えたら、月間ランキングで。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 水鉄砲スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 石化魔法スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:22

魔力:14/2420

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

 機械兵生成ⓘ

 斬撃ⓘ

 俊足ⓘ

 残像ⓘ

 鉄皮ⓘ

 痛痒感ⓘ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る