第28話 嫌味な王弟

 獲得!

 PV91と☆0個!


 今回はちょっと多い。

 いつもこれぐらい行ってくれないかなと思う。


 残り183リワードと☆24個。


 癒しの時間。

 予告してた通りイチゴオレ、149リワードぽちっとな。


 うん、200ミリの紙パック。

 前世で何度も飲んだおなじみの形だ。


「どうした、飲まないのか?」

「えっと、どうやって飲むの?」


「このストローを外して、銀色の所に差し込む。後はちゅーちゅー吸うだけだ」


 俺がやってみたのを真似て二人は飲み始めた。


「美味しい。食べているイチゴとぜんぜん違う」

「ええ、いつも食べているイチゴは甘くなくてすっぱいだけです」


「それにミルクが良いわね。とってもイチゴに合っている」

「ミルクとイチゴジュースを合わせるなんて考えたこともなかったです。こんなに甘いイチゴがあるんですか?」


「まあ、甘いのは砂糖が入っているからな」

「ふぅ、もうなくなった。少なすぎる」

「はい物足りないです」


「大量に飲むのなら、イチゴミルクの素が169リワードだからな。でもって、牛乳が1リットルで199リワード。物凄く遠いんだよな」

「ええと、リワードっていうのは70ぐらいしかもらえないから、6回も貯めないといけないのね」

「6回は我慢できそうにありません」

「私も」


「貯めるなら200リワードぐらいでお願いします」


「分かった、200リワードを目指そう」


 さて、コメントだ。

 コメントでは王族に悪口を言われるらしい。

 どんな奴だろうか。


 バイクを3日ほど走らせ、俺達は戦場に学園の生徒では一番乗りした。


 天幕に案内され、待機していると、何やら騒がしい。

 声を掛けもせずに男が入ってきた。


「こら、頭を下げんか。ロナー殿下のお出ましだぞ」


 こいつ、王族か。

 一応頭を下げる。


「女連れとは良い身分だな」


 しょっぱなの言葉がこれか。

 まあ、お堅い軍人ならそういうかもな。


「いろいろと聞いているぞ。だが余計な手出しは無用。学生らしく大人しく任務をこなすことだ」


 嫌味な奴だ。

 ただ、できる軍人タイプだと嫌味ではないかもな。

 少し気にかかるので、ロナー殿下とやらにロードを一匹付ける。


 ロナー殿下が去って行った。

 フェイスを被って映像をみる。


「あいつが影の英雄か。覇気なんか少しも感じなかった。警戒のし過ぎか。マンド国もあんな奴を気にする必要はないのにな。きっと奴はカレド国の貴族の血でも引いているのだろう。だから伝手があって、カレド国と密約を結べた。そうに違いない」


 なんか見当外れの推測をしているな。

 もうちょっと見てみよう。


「この手紙を赤い布を腕に巻いた兵士に渡せ」


 手紙には影の英雄が到着とある。

 問題はなさそうだから、戦争でわざと敗退するから、王都まで攻め上ると良いとも書かれている。

 こいつ、裏切り者か。

 もしかして、密約をマンド国に報せたのもこいつか。


 暗殺したいが、不味いだろうな。

 証拠がないと。

 さっきの手紙だと名前の署名がないから、とぼけられる可能性がある。


 泳がせるべきだな。

 しかし、誰かロードに気がついてもよさそうなんだが。


 気づかないんだろうな。

 2センチぐらいのバッタなんか誰も気にしないか。


 ロナー殿下も密約の詳しい状況は知らないみたいだし。

 それは俺にとって好都合だ。

 脅威と認識されなければ自由に動ける。


 腕に赤い布を巻いた男はすぐに見つかった。

 ロードの目からは逃れられない。


 男は手紙を懐に入れると、誰もいない所に行って口笛を吹く。

 鳥が1羽舞い降りて、手紙を掴み飛んで行った。

 方角は敵軍がいる方向だ。


 そして、しばらくすると鳥が再び舞い戻り、男に手紙を渡した。

 男は何食わぬ顔で陣に戻り、手紙をロナー殿下に届けた。


 手紙には、ええと俺をおとしめようとする奸計だな。

 念には念でケン・ゴールドを始末せよと書かれていた。

 ロナー殿下は手紙を読むと燃やした。

 だが、ロードが一匹天幕の天井に張り付いてその様子を見ていた。

 うん、ロード無敵。


 ロードがばれない限り優位は揺るがないな。

 まあ、ばれても殺すのなら簡単だ。


 ロナー殿下は王弟らしい。

 でもって、ダース国の総指揮官。

 トップが裏切っているのか。

 普通なら負け戦だが、俺がそうはさせない。

――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り24個


今回の収支:

 収入

 91リワード


 支出

 野営道具一式、金貨1枚と大銀貨3枚と銀貨4枚、13400イール。

 イチゴオレ、149リワード


 残金

 34リワード

 135,268,683イール


 銀のたわし

 1個


次の分岐:


 敵国からの指示。

 どんな?


 ①俺の暗殺計画。

 ②将軍の暗殺計画。俺を犯人に仕立てる。

 ③ロナー殿下、偽暗殺計画。マッチポンプで俺を犯人に仕立てる。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 11/20日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


未来の分岐


 36話までに累計3600PV行かないと、主人公お役御免。

 その場合は1PV=1銅貨【寄生型スローライフ小説】になります。


1K毎ガチャ

 次のガチャまで、469PV必要です


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日の獲得が2000を超えたら、二桁目で。

 3000を超えたら、月間ランキングで。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 水鉄砲スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 石化魔法スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:22

魔力:9/2420

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

 機械兵生成ⓘ

 斬撃ⓘ

 俊足ⓘ

 残像ⓘ

 鉄皮ⓘ

 痛痒感ⓘ

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