第23話 試験で勝負

 獲得!

 PV59と☆0個!

 PVが駄目駄目。

 神よ見ているなら、次はガチャは毎回にしろ。


 お祭りなのに盛り上がり感がいまいちなんだよ。

 ♡10毎にガチャやっても良いぐらいだ。

 もう言っても遅いんだろうけどな。

 次はあるのかな。

 大目的もこれと言ってないし、大目的を作れよと言いたい。


「分かった。48話までに累計5000PV行かなければ転生はなしにしよう」


 転生がないってことは終わるということか。


「いいや終わらん。ただ、行かなければ次は寄生型スローライフだ。お前は解雇だ」


 寄生型。

 また、変なことを。

 流行らんだろう。

 まあいいや。


 累計5000PV行かなければ俺はお役御免らしい。

 天国でその成り行きを見せてもらおう。

 きっと寄生型スローライフは駄目だと思うが。


 残り82リワードと☆21個。


 癒しの時間。

 ハッカ飴の予定だったが、リワードが足らん。

 なので、懐かしの甘食。


 2個入りで、59リワード。

 前にも言ったが牛乳がない甘食は邪道だ。

 だから俺は今回は食わない。

 二人が食べるのを指を咥えて見ているさ。


「パン? 変な形。まるで少女のあれみたい」

「ジャスさん、エッチですね。私達の分しかありませんが。坊ちゃま良いんですか?」

「俺にもルールがある。今回はパスだ」


「じゃあ、食べるよ。甘い。だけど何となく素朴な味ね。派手さがないっていうのかな」

「ええ、やさしい味です。でも美味しい」


 牛乳と一緒に甘食を食べるのを想像しちまった。

 くそっ、500リワードぐらい来ないかな。

 次に期待だ。


 コメント行くぞ。

 コメントは6つ。

 嫌な奴が出現するらしい。

 試験で打ちのめすと良いらしい。


「おい、お前。これ見よがしに女を二人も連れやがって。俺だってそんなこと出来ないのに」

「お前もやれば良いだろう」

「くそっ、俺なんか、筋肉ムキムキのおっさんと、おしめを替えてもらったこともあるおばさんメイドだぞ」

「そうか。ご愁傷様」


「超絶優れている俺を差し置いて、許さん。女を寄越せ。聞いたぞお前ゴールド家だってな。前にいたお前の兄貴のカレントは落ちこぼれだってな。どうせお前も大したことないんだろう」

「ふっ、あんな奴と比べられたら困る」

「勝負だ! 試験の順位で勝負だ!」

「乗ったよ。俺はケン。お前は?」

「スティングだ」

「よし勝った方は好きなことをひとつ命令できる」

「言ったな。あとで吠え面掻いても遅い」


 そして、試験期間に突入。

 座学は楽勝。


 教官との模擬試合。


「よし掛かって来い」

「行きます。【俊足】【鉄皮】、そして【斬撃】」


 俺は斬り掛かった。


「ふん、ぬるいな」


 教官に余裕で受け止められた。


「では【痛痒感】」

「くっ、痒い。だが、こんなことでは心が乱れない」


 教官が連撃を繰り出した。


「【残像】」


 残像を出して攪乱する。

 だが、騙されてくれない。


「【痛痒感】【痛痒感】【痛痒感】【痛痒感】」


 痒みの連打。


「【残像】、隙あり。【斬撃】」

「参った。くそっ、痛痒感なんて何でもないスキルに負けるとはな。俺もまだまだだな」


 教官に勝ったのはどうやら俺だけのようだ。

 そして、試験期間が終わり、試験順位が張り出された。

 俺は1位だった。


 スティングは64位。


「くそっ、俺が64位であいつが1位。俺はなんて駄目なんだ。だから女の子にもてないのか」

「そうだぞ。この世は力が全て、分かっただろう。これに懲りたら、俺に絡むなよ。さて何を命令するかな」


「坊ちゃま流石です」

「けっこうやるわね」


 シーラとジャスが順位表を見に来た。


「くそっ、次は負けない。だって俺は顔で負けてない」


「坊ちゃまの方がハンサムです」

「そうね」


「くそっ、いちゃいちゃしやがって。家柄ならどうか」

「一応、侯爵家だ」

「庶子だろう。そう聞いている」

「まあな。だが目下の有力な跡取りは俺だ」


「くそっ、全てで勝てないのか。いや心では負けてない」


 どんな心なんだろうな。


「それって嫉妬心か」

「ぐっ」

「成績も全てで勝てなくて、勝っているのが嫉妬心。俺なら恥ずかしくて外を歩けないな」

「ぐはぁ……」


「坊ちゃま、容赦ないですね」

「面白そうだったからつい」


 スティングはまだ諦めてない感じだ。

 ひょっとしてシーラかジャスのどちらかに惚れているのか。

 まあ、いいや。

 何か言って来ても跳ね返せるだけの力はある。

――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り21個


今回の収支:

 収入

 59リワード

 ロード売却益、大金貨81枚、8100000イール


 支出

 甘食、59リワード


 残金

 23リワード

 121,272,283イール


 銀のたわし

 1個


次の分岐:


 騎士学園、スティングの嫌がらせはどれ?


 ①下剤入りの食事。

 ②椅子に画鋲。

 ③俺の悪い噂。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 11/15日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


未来の分岐


 48話までに累計5000PV行かないと、主人公お役御免。

 その場合は1PV=1銅貨【寄生型スローライフ小説】になります。


 次のガチャまで、823PV必要です


1K毎ガチャ


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日の獲得が2000を超えたら、二桁目で。

 3000を超えたら、月間ランキングで。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 水鉄砲スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 石化魔法スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:22

魔力:2312/2420

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

 機械兵生成ⓘ

 斬撃ⓘ

 俊足ⓘ

 残像ⓘ

 鉄皮ⓘ

 痛痒感ⓘ

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