第24話 悪い噂

 獲得!

 PV74と☆3個!

 PVが普通。

 リワード少なすぎ。

 ぜんぜん面白くない。


 残り97リワードと☆24個。


 癒しの時間。

 リワード足りない。

 飴が買えないって、もうね。

 貧乏過ぎる。


 仕方ない。

 ベストセラーのえびせん。

 頭に皿がある緑色の妖怪の奴だ。


 69リワード、ぽちっとな。


「また、空気が多い」

「匂いは悪くありません。それほど空気でもないようですよ」

「まあ、食ってみろ」


「ぽりぽり、美味しい。ぽりぽり」

「止まらないです。なんですかこの美味しさは」

「止まらない、そういうキャッチコピーだから。中毒性のある菓子だよな」


 えびせんは好評だった。


「あっ、もうない」

「本当です。また食べたいですね」

「これも牛乳と合うんだよな。ビールでも美味いけど」


 よし、コメントだ。

 コメントは3つ。


 スティングに悪い噂を流されるか。

 ロードで学園内の噂を拾う。


「ケンて奴いるだろう。女の子を性奴隷にしているらしいぞ」

「俺も聞いた。ちょっとうらやましいな」

「最低ね。これだから男子は」


 別の場所でも。


「ケンは、実の兄貴を殺したらしいぞ」

「酷いな」

「血も涙もない奴だ」


 兄のカレントを殺したのは事実だが、公式の記録では事故死となっている。

 まず、シーラ達を性奴隷としているという噂からだな。

 俺とシーラが婚約していると噂を流した。

 ジャスはお目付け役だとも。


「なんだ。ただの婚約者か」

「平民のメイドが婚約者ってどうなんだ」

「庶子だからありじゃないか」

「素敵ね。ロマンスだわ」


 俺は最低男から持ち直した。

 カレントの件はどうするかな。

 事故死は疑わしいが、よくある継承問題だろう。

 貴族ならあるあると噂を流した。


「ケンも苦労しているな。俺は奴を支持するぜ」

「継承問題じゃ仕方ないよな。どの家も似たようなことがある」

「下手に突くと自分に跳ね返ってくるからな」


 さて、スティングへの報復として奴の悪い噂を流すか。

 スティングは人の婚約者のシーラに横恋慕している悪い奴だ。

 婚約者もいるのに両思いの恋人を引き裂こうなんて、どこの悪徳貴族だと流した。


 スティングがシーラに惚れているかは分からないが、勝負したのを聞いている人間はいる。

 前後の会話を聞いていればそう取れる節があるので否定できないだろう。

 スティングに婚約者がいるのは確かだからな。

 ちなみに俺は親が決めた婚約者はいない。

 庶子だからなのだろう。


 普通の貴族なら婚約者のひとりやふたりはいる。


 とにかく、スティングの行動は褒められたものじゃない。

 きっとスティングは遊ぶ女が欲しかったんだろう。

 最低の奴だ。


 噂はすぐに鎮静化した。

 まあ、たわいのない話だからな。


「スティング様、聞きましたよ横恋慕ですって」


 スティングの部屋のロードがその映像を捉えた。

 スティングの婚約者が押し掛けてきたらしい。


「いや違う」

「どう違うんですの!」

「ええと本気なんだ」

「浮気をするとおっしゃるのですか」


「それぐらい分かれよ。学生なんだから遊びたい」

「許せません。お父様を通じて断固抗議します」


 だよな。

 貴族の令嬢と言えども堂々と浮気宣言は気に障る。

 分からないようにこそっとするのが、遊び上手な貴族なんだろうけど。

 平民マインドの俺は浮気は罪だと思っている。

 不誠実に態度は駄目だ。


 スティングは婚約者に嫌われたようだ。

 こうなると結婚してからもネチネチと言われそうだ。


「くそっ、ケンの奴が噂を流したんだ。そうに違いない」


 当たりだがどうする?


「命令権があるから下手なことはできない」


 うんうん。


「こうなったら決闘だ。腕利きの代理人を呼べ」

「不味くないですかね。お父上に叱られますよ」


 スティングのお側付きの兵士らしき男がそう言った。


「構わん。殺し屋でも何でも良い。とにかく勝てる奴を連れて来い」

「怒られても庇いませんよ」

「くどいぞ」


 決闘やることになるらしい。

 その前に命令権を行使しよう。

 何にしようかな。

 金はあるし、スティングに裸踊りされても見たくない。

 そうだ。

 シーラとジャスに接近禁止にしよう。

 これなら、俺の株が上がる。


 扉がノックされた。

 開けるとあの兵士がいる。


「決闘の果たし状をもってきました」

「決闘は受けると言っておいてくれ。決闘に何を賭けるかは決闘の場で言うとしよう。それと試験の勝負の命令はシーラとジャスに接近禁止だ。伝えておいてくれ」

「かしこまりました」


 さて、決闘だ。

 向こうの要求はシーラとジャス。

 ほんとうに嫌らしい奴だ。

 よっぽど女に飢えているんだな。


 もちろん、機械兵の影武者が出る。

 スティングは代理人を使うのだから、問題ないよな。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り24個


今回の収支:

 収入

 74リワード

 ロード売却益、大金貨76枚、7600000イール


 支出

 えびせん、69リワード


 残金

 23リワード

 128,872,283イール


 銀のたわし

 1個


次の分岐:


 決闘相手に求める物は?


 ①大金貨100枚。

 ②貴族籍はく奪。

 ③退学。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 11/16日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


未来の分岐


 48話までに累計5000PV行かないと、主人公お役御免。

 その場合は1PV=1銅貨【寄生型スローライフ小説】になります。


1K毎ガチャ

 次のガチャまで、749PV必要です


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日の獲得が2000を超えたら、二桁目で。

 3000を超えたら、月間ランキングで。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 水鉄砲スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 石化魔法スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:22

魔力:263/2420

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

 機械兵生成ⓘ

 斬撃ⓘ

 俊足ⓘ

 残像ⓘ

 鉄皮ⓘ

 痛痒感ⓘ

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