第8話 スタンピード

 獲得!

 PV81と☆3個!

 PVが良い感じ。

 残り、105リワードと☆40個。


 今日の癒しの時間は、焼きそばに決定。

 蒸し焼きそばの3個入り粉末ソース付きで、99リワード。

 ぽちっとな。


「パスタの一種か」


 料理を頼もうと思っている料理人は興味を失ったようだ。


「神から貰ったものだぞ。料理してくれたら1食分食わせる」

「なにそんな貴重な物を食わせてくれるのか? まあ作ってみるか」


 料理人は半信半疑だ。

 具はモンスター肉と、現地の野菜。

 まあ、焼きそばソースを使えば似たような出来上がりだ。

 惜しむらくは、青のりとかつお節とマヨネーズがないことだ。

 いつか完全版の焼きそばを食いたい。

 ただ、今回は3個の玉子を貰ったので上に目玉焼きをトッピングできる。

 それが少し嬉しい。


「頂きます」


 俺とジャスと料理人で、焼きそばを食い始める。

 もうソースの匂いだけでよだれが止まらん。


 フォークに絡めて一口食う。

 うおっ、この少し甘いくて胡椒の利いたピリ辛ソースが良い。


 絡めてなんかまだるっこしい。

 皿を持ち上げて、かき込んだ。


 おっと、目玉焼きも一緒に食わないと。

 玉子のコクが焼きそばとよく合う。

 マヨネーズ欲しかったな。

 前作は多い時で2000リワード行ったんだよな。

 今回もそれぐらいこないかな。

 そうすれば完全版が食えるのに。


「ジャス、焼きそばはどうだ?」

「このソース癖になる」

「パンに挟んでも美味いぞ」


「ふぅ、神の料理に偽りなしだな。またこの街にくる時はこの宿を使ってくれ、サービスするぞ」


 料理人も満足したらしい。


 コメントを4つ貰った。

 ゴブリン・スタンピードに注意らしい


 さあ、乗合馬車だ。


 乗合馬車はどれも同じに見える。

 統一規格とかあるんだろうな。

 でないと確かにメンテナンスが大変だ。


 そして、村をいくつか経由。

 ある場所でゴブリンの集団と出会ってしまった。

 予想してたが、めんどくさい。

 まだゴブリンは遠いが、その数がどんどんと増えていく。


「こりゃ、スタンピードかもな。引き返したいが、違約金は払いたくない」


 御者が愚痴る。

 定石なら逃げる一択だろうがな。


「待ってくれ。俺に倒す手立てがある」

「見てるからやってくれ。ただ危ないと思ったら逃げ出すぞ」


「それで良い【機械兵生成】、ロード240匹増産。行け、ゴブリンをやっつけろ」


 ロード達がゴブリンに襲い掛かる。

 次々に倒れるゴブリン達。

 顔を覆っている機械兵のフェイスの右目のモニターに戦況が映し出される。

 くっ、ゴブリンの数があまりにも多い。

 だが、レベルアップしたようだ。

 魔力が増えて、新たに135匹作れる。


「【機械兵生成】、ロード135匹増産。行け、ゴブリンをやっつけろ」


 そしてまたレベルアップ。

 今度は165匹増産できる。


「【機械兵生成】、ロード165匹増産。行け、ゴブリンをやっつけろ」


 そしてまたレベルアップ。

 今度は195匹増産できる。


 そうやって、増えていき。

 辺りはゴブリンの死骸で埋め尽くされた。


 ざっとみても1000は超えているな。

 ゴブリンの死骸のあとを辿る。

 そして洞窟に辿り着いた。

 中にはゴブリンの死骸。

 そして人の遺体も複数ある。

 その遺体の中に見知った顔を見つけた。

 ゴールド領の兵士だ。

 ストローの部下だと思う。

 恐らくカレントの仕業だな。

 何らかの手段でゴブリンを大量繁殖させたらしい。


 俺の死骸が見つからなかったから、山狩りするのにゴブリンのスタンピードを使おうとしたんだな。

 しかし、この死骸はどうしよう。

 ゴブリンの死骸から魔石を抜き取るのは面倒だな。


 そう思ったら村の人が総出で処理してくれた。

 死骸の数は1万近かったらしい。

 良い肥料になったと村人はホクホク顔。


 魔石代として1万イールを貰った。

 少なくてすみませんと村長は恐縮してたが、冒険者ギルドに持って行っても1個3イールぐらいだとか。

 処理代として1体につき2イールじゃ安いな。

 アルバイトとして考えると泣きたくなるような金額だ。

 こちらこそすみませんと言いたい。


 愚兄がお世話を掛けますと言えたらどんなに良いか。

 さて、増えすぎたロードをどうしよう。


「各地に散って情報を集めろ」


 ロード達が飛び立っていく。

 残ったのは最初の15匹だ。

 これで良い。


 各地の情報をフェイスの右目で見る。

 まだ、近隣の情報だけだな。

 ロードの飛ぶ速度は遅いからな。

 人間が走るのと大差はない。


 全土に散るには一ヶ月ぐらい掛かるかもな。

 商業ギルドの通信網を作る時には、商業ギルドが緊急通信用に飼っている鳥にロード達を運ばせた。

 今回はその手は使えない。


 まあ、良い。

 ゆっくりやるさ。

 それにしても良いパワーレベリングになった。

 レベルが一挙に22まで上がったからな。

 冒険者なら熟練クラスだ。

――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り40個


今回の収支:

 収入

 81リワード

 ゴブリンの魔石代、10000イール。


 支出

 焼きそば、99リワード

 食費、大銅貨2枚と銅貨8枚、28イール

 乗合馬車、大銀貨1枚と銀貨2枚、1200イール。


 残金

 6リワード

 62027イール


 銀のたわし

 0個


次の分岐:


 ジャスの正体はどれ?


 ①国のお抱えの密偵

 ②冒険者ギルドの密偵

 ③隣国の密偵


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 10/30日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


 次のガチャまで、444PV必要です


1K毎ガチャ


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日の獲得が2000を超えたら、二桁目で。

 3000を超えたら、月間ランキングで。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 掻痒感スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 石化魔法スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:22

魔力:0/2420

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

 機械兵生成ⓘ

 斬撃ⓘ

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