外形視 内景観
「外からは形が視え内からは景色が観える。」
「自己」が存在しているにあたり、この関係性は必然と言えます。
例えば、建物を外からみた時、貴方は「その建物を」みているのです。
しかし、扉を隔てた先に踏入り、建物の窓から外を覗いた時「建物から」景色をみているのです。
敢えて意識したことのある人は少ないのではありませんか?
対人関係においてはこれが顕著に現れます。
あなたは他の人間になりかわることはできない。すなわち、他人にみられる時「建物の外観」しかみることはかなわないのです。
逆に自分が他人をみる時、建物の窓からみた景色を見ているに過ぎません。
これをさも「両方の視点を持ち合わせている」かのように振る舞う人がいますが、これこそが真の無知と言えましょう。
古代ギリシャの哲学者、ソクラテスの解いた「無知の知」に近いお話でございます。
令和6年11月29日
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