まず、着る服がわからないというタイトルに共感でき、思わず開いて読んでいました。こちらの作品は着る服がわからないという部分に焦点を当てながら、そういう方の内面にまで深く潜り込んでいく。そんな作品のように思えます。僕自身の話を少ししますが、実は、そこまで気にしてない側の人間です。それでも思わず「そうそう」と頷いてしまうシーンはありました。なので、気にしてしまう方が読めば「ああ、こういう考え方の人も他にいるんだ」と、少しばかり救われるかもしれません。