第64話
「昴さんて見掛けクールで淡白そうなのに、中々エロいことすんのね。聞いてるだけで興奮するわ」
「そりゃ、私たちが付き合ってる同年代の男よりも経験豊富だしテクニックも凄いはずよ」
「アタシも次は思いっきり年上狙っちゃおうかな。アラサーの方が色気あるしお金も持ってるし」
今までは私に彼氏がいないから、彼女たちのそういうピローネタに加わることが無理で、耳年増になるくらいに聞き役に徹していたけれど、ぽそぽそと加わってしまっている現在の自分が恥ずかしい。
「そう言えば、高3の時にクラスメイトだった湊くんとね、一昨日飲み屋でばったり会ったんだけど、すんごいイイ男になってた」
「確か、K大だったよね」
「ほら、湊くんて千捺とちょっといい感じになった時期あったよね」
ふわりと思い出が甦る。
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