第62話
新年ムードも消えた1月下旬。
昴さんは春からの異動に備えて、後任者への引き継ぎや後輩指導で多忙を極めている。
海外転勤で必要になる諸々の手配や準備は、昴さんに助言して貰いながら自分で進めることにした。
彼の会社から提示された転居先候補の資料を眺めながら、治安などの生活環境をネットで調べて吟味する。
英会話教室のルイス先生にも相談して、現地に住んでいる先生の知り合いの意見も取り入れながら、大きなガーデンに隣接する住宅街の一軒屋に決定した。
家賃は会社からの借り上げ住居の価格とほぼ同額で問題はない。
引っ越しに掛かる費用や生活準備に必要な補助金も会社が支給してくれるから、大きな出費もなく済みそうで安心する。
そんな感じで着実に準備を進める中、友人の園子たちと結婚式ぶりに会うことになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます