第50話

昴さんの望み通りに着けていたラズベリー色の下着姿を彼は満足行くまで愛で続け、最後まで剥ぎ取ることなく行為を終わらせた。



肩にかろうじて引っ掛かっているブラと片方の紐だけをとかれて捲れたショーツ姿の淫らな私を、彼は嬉しそうに鼻唄交じりでバスルームへと運んだ。



これで終わりと安堵した私が下着を外そうとすると、彼はそれを阻止して泡立ったボディスポンジで下着を残したまま私の身体を念入りに洗い始めたのだ。



結局はその後、そのままバスルームで行為に持ち込まれた私は、意識を飛ばして翌朝になるまで目覚めなかった。



おそらく彼が着せてくれたであろうパジャマの下には、予測した通り何も着けてはいなかった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る