第5話 四十路の詩

なんとかなると 思ってた


命からがら 逃げてきた


なにがなんだか 知らないが


なんだかやたらと 追われてる


なせばなると 信じたが


なんにもならずに 四十路になった


なけなしの脳を ふりしぼり


泣く泣く 生活の術を探す


情け容赦のない世にあって


流されるままに 右往左往


名残惜しさを 振り払い


なんとかなるかと 割り切った

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