5:今日、残業頼めるかい? 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093085544010627/episodes/16818093086218330271


 ドジだけどそれも愛嬌の範疇に収めておけるくらいには頼りになって(?)愛される上司……。こういう上司が見せる、ちょっと子どもっぽい一面というのはどうしてこうも推せるのでしょうか?


 太古の昔から頼りになる上司のふと見せる子どもっぽい一面や、強そうで腹黒そうな黒幕気質なちょいワル系オヤジの見せる奥さんないしパートナーに対して見せる強い愛情(奥さんが既に意志疎通のとれる状態でなく、そんな奥さんを『取り戻す』ために数々の分野に手を出したり暗躍したりしていたりするともう筆者は止まらなくなってしまいます。止まりません、止まりませんわよ、あなた! あなたぁぁぁっ!!!)

 筆者が小学校の頃に遊んでいたゲームには、不慮の事故(?)で死んでしまった恋人を生き返らせられるかも知れないという可能性に賭けて、宇宙を戦乱の渦に巻き込もうとする武器会社に協力する形をとるちょいワル系眼帯オジな賞金稼ぎ(?)がいるんですよね。

 まぁ正直、初見で筆者少年の心は彼に奪われてしまっていましたが、旅の仲間であるはずの主人公たちを罠にはめたり、何やらこそこそ連絡をとっていたりと不穏なシーンがあっても推さずにいられず、メインウェポンが刀でサブウェポンが手裏剣だったりするところもなんともいえず好きで(見た目はバリバリ洋風です)、更には「二刀流」というアビリティを使ったときのモーションがもうね、約束された勝利のイケオジにだけ許されたモーションで……好きなんですよね。

 最後の最後で、旅の仲間それぞれが己の過去や心の傷と向かい合うイベントがあったりするのですが、そこで既に亡い恋人をどれほど深く愛していたかをこれでもかと見せつけられて……! 本当に、何なのでしょうねぇ、大好き以外の言葉でどう言い表しましょうね。


 残業って何ともいえないですよね。

 必要であることはわかるといえばわかるのですが、やはりできればしたくないというか、残業のことを思うと少しだけ嘔吐感が芽生えるというか、その他諸々の感情が湧いてきてしまいますよね。そもそも45時間の壁をちゃんと意識している時点で、この会社の意識は相当ホワイトなのだろうなと思ったり思わなかったり……ね!!

 上司との飲み会も、これくらい気心の知れた相手なら楽しいものかも知れませんね。あと、飲み会に参加する面々の個性も表れているようで、微笑ましくてよかったのですよ。


※ ちなみに筆者が好きなおじさんキャラクターに、とあるラップバトルコンテンツに登場する三兄弟の父親がいますが、彼もまた奥さんを取り戻そうとしているらしいんですよね。何でしょうね、掴みどころのない(?)表向きの裏にとてつとなく深い愛情を秘めているおじさんキャラってどうしてこんなに愛おしいのでしょうね。


 ちょっと「あゝオオサカ dreamin'night」とか「The World Is Yours」とかを聴きながら感想を書いていきたいですね……と語りながら、『今日、残業頼めるかい?』の感想とさせていただきます。

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