2:3の倍数と3のつく日にバカになる上司 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093085544010627/episodes/16818093086218206061


 せっ……!

 セッ!!

 セッ!


 世界のナベ●ツ!?

 と思ったら、アホじゃなくてバカになる上司でしたね。それなら安心なのです。あの人のネタが流行っていたのっていつだったっけと調べてみたら、筆者が中学校の頃(2000年代後半)だったようです。そりゃあ筆者も友人たちと一緒になってあの人のまねをしていたわけです。

 2000年代後半、つまり中学校時代の筆者はあれでしたね。ラノベ原作やエロゲー原作のアニメにたくさん触れて、いよいよ自分でもオタクなのだと認めるようになった頃でしたっけね。顧問の来ないパソコン部の部室で、友人たちと一緒に「ハレ晴レユカイ」を踊ったりしてましたっけね。当時の部員に女子がいれば喜んでハルヒポジションを献上したものでしたが、あのときいたのは筆者を含めて男だけでしたからね……。持ち回りでハルヒ、長門、みくるさんのポジションを担当したものでした(キョンと古泉のポジションもやりなさいよ)。


 当時好きだったアニメと重なる部分もあるのですが、やはり大切な家族を喪った悲しみというのは何らかの形で精神に影響を与えてしまうものですよね。筆者の好きだったアニメでは震災で犠牲になった妹と同じの面影のある遠縁の少女を引き取ったものの、少女が成長するに従って妹は戻ってこないのだと改めて突きつけられたために憎悪に駆られ、少女を虐待・凌辱していた美術教師が出てきていましたっけ。

 同じように震災で妹を亡くし、同じように優子ちゃんに妹の面影を見ようとしていたというところで、この先生の立ち位置が、当該エピソードの主人公・ゆうくんのifの姿として扱われることも多いため、筆者はどうにもこの先生のことを嫌いきれないのですが(アニメ終了後しばらくして出たファンディスクをプレイしたら、妹が生存していたときの穏やかで気さくな先生を見られたのも大きいかも)、やはり東郷さんもそういう心の傷が深いのかも知れませんね。


 たぶん「3」に絡めないとずっと糸が切れてしまっている状態なのでしょうね、おいたわしや。まぁ、周りも別の意味で辛いんですけどもね……誰か『娘のせいにして仕事サボってんじゃないよ!』とか言い出さないといいけど……汗

 せめてその心が少しでも安らぎを見付けられることを願いながら、『3の倍数と3のつく日にバカになる上司』の感想とさせていただきます。


※ 本編で語ったアニメ『ef-a tale of melodies』は、筆者がこれまで観てきたアニメのなかでもいちばん好きで是非とも皆様におすすめしたい作品なのですが、ちょっとだけ人を選びそうな内容なのと、何よりmelodiesは2期で、まずは1期のmemoriesを薦めるところから始める必要があって、気軽に『観てみんしゃい!』と言いにくいところがあります。

いやしかし、最近はけっこう短いスパンで1期と2期が放送されて、しかもそれにちゃんと付いていくファンも多い時代ですからね。24話分くらいなら皆様普通にご覧になれるのかしら?

もちろん原作ゲーム『ef-a fairytale of the two.』もおすすめなのですが、アニメはアニメ独自の演出や展開で話が進み、そのうえで筆者はドハマりした作品なので、もう……おすすめなのです。

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