タトゥー

第11話

少し怖いが少しピアスとかやってみたいと思ってしまった。

危険な事ほどやりたくなる的な感じだ。

多分、麗が羨ましかったんだと思う。自由でやりたい格好ができて。

危ない男ほど近づきたくなる。付き合ったのもその理由の1つだったんだと思う。

「桜。大丈夫、怖い?」

「これ飲めば?」

心配そうに顔をみてくれる麗とウォーターサーバーから水を入れて渡してくれた釘井さん

「ありがとうございます。怖くないよ大丈夫ただすごいなって思って」

何故か血が騒ぐ感じ。私もあの映画の登場人物みたい。

「デザイン見て欲しくてさ」

麗が釘井さんのイラストを何枚か見せてもらったけど、桜と桜の枝に蛇がからまってるのがあった。それに見とれていた。

「釘井さんこのイラスト凄いですね。」

「分かる?それは中々絡まってる所が難しい」

今は、怖いよりも麗に近づきたい。麗よりもすごくなりたい。

「仲良くしすぎ!ダメっすよ!!桜はこのイラスト気に入ったの?」

「これの蛇なしにしてください。蛇は決まった巣穴には、帰らないから。」

そう言うと麗も釘井さんも驚いた顔をしていたが

「わかった。イラスト出来次第2人に連絡するよ後でLINEのグループ作っておいて」

麗に釘井さんは、指示をするとすぐに作った。

「クギさんトイレ借りるッス」

慣れてる様子で歩いていった

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