キスとマーキング

第7話

私からキスをして拳の血を持っていたハンカチで応急処置をしたら麗は抱きしめてくれた。

麗が震えてた。

「たまにね、俺歯止めが効かなくなるんだ。自分でも俺が怖い。それでも付き合ってくれる?」

多分麗は、幼いまま育ってしまったのかどこかで歪んだのか分かんないけど

「付き合うよ。麗今まで怖かったね。大丈夫、大丈夫」

麗は背が高いため背中の一部を撫でると、震えが治まり首に少し痛みが走った。

「ごめんね。キスマつけちゃった。キスマも似合うね桜」

麗の目には、喧嘩の時とは違う目つき。まるで

逃がさないと言ってるかのような雰囲気。

「見える所に付けたでしょ!麗、キスして」

何故か、私はそう言っていた。そしたら、麗は一瞬目を見開き細い路地の壁に両手を片手で抑えられながら深いキスをした。麗が口を1度離れると細くキラッと光る糸を引いていたが、再び深いキスをしてまた離れた。

ブラウスのボタンを外してブラが見える辺りまでボタンを外された。

「麗、恥ずかしいしここ外だよ」

「何恥ずかしがってんの?こんな場所誰も見ねぇよ」

麗は、胸にいくつものキスマークをつけた。

少し痛かったが首ほどでもない

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