解約

第4話

私の住んでるアパートに行き部屋の鍵を開けると

彼の目は輝いていた。

彼と離れたくないと思ったのは秘密にした。

「俺さ、彼女家行ったことないんだ。だから、桜が初めてなの。スゲェ女子って感じで変にさ緊張してんの」

麗は、見た目ほど悪いやつじゃない。むしろ、単純馬鹿で分かりやすくて素直な奴だ。

「テキトーに座って目瞑ってて」

「おう!」

麗は、素直に目をつぶっていた。その間着替えながら麗に

「私さこのアパート解約しようと思ってんだよね」

あと少しで着替え終わるって時に麗は目を開け

「じゃ、俺のボロアパート2人で住まない?」

「まだ目開けて良いって言ってないじゃん」

麗は笑顔で

「へへ、やっちゃった」

私は、服を着替え終わったら麗の頭を叩いた

「たくっ、変態。で、条件は?」

麗は必死に考えてる様子だった。

「水道光熱費を半分だけ出して、俺こう見えて好きになったら一途なの。桜のことなら何でも言うこと聞くよ?」

目をキラキラさせて言うから信じてみる事にした

「分かったわよ」

私は、そう言い麗の頭を撫でた。

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