第5話

ちょっと確認

・いま目の前には赤い目

「…s」

あっちょっと待てなんか言ってる

「ご主人、ん」

「いんや、絶対違うから!待ってくれ?」


相手は首を振って、甘えるように体を…

「りょうくーん来たよ、聞いたよ!早く退院できるんでしょ、、て、え?」

まつり、完璧なタイミングだ。最悪だ。


これは修羅場なのか、おい、俺はこんなの望んでいないぞ、異世界で魔法使いになりたかっただけっだよ!ホントに!


「まつり様、これは失礼しました。少々亮太様を慰めていたところで」

なんか紅目赤い目だからが話し出したし

「慰めるって何を、とというか、あんた誰?」

ラブコメ展開っ!ちゃうねん


おk、この紅い目の子はこういうメイドキャラなのね、うん。推せる…じゃなくてだあれ?


「これは失礼しました。わたくしは亮太様の付き人の冥島瑞希といいます。」


「めいしまさん?」


「はい、冥島でございます」


「どなた?」


「これは失礼しました。わたくしは亮太様の付き人の冥島瑞希といいます。」


「あの」


「これは失礼しました。わたくしは亮太様の付き人の冥島瑞希といいます。」


でた。NPCみたいになるキャラだ。俺のオタクセンサーが反応しているゼ。


「…亮?」


「修羅場かぁ、いいね。見る分には」←実際に声が出た方

{えと、そのよくわからないでぅ}←声に出そうとした方


「うわぁ、キモオタだー」

とまつり

「亮様はハーレムプレイをご所望です。」


「っっっ」←本音と建前を間違えたことを認識した人


俺は(ほぼ)生き返った瞬間に(社会的に)死んだ。




俺は家にいる。普通に家にいる。

刺されて失血死しかけてからまだ3日しか盾居ないという現実。

ちなみに学校は1週間休んでいいらしい。学校なりに気を使ったのかな?何はともあれ学校休めてよかったよ

俺は基本的に休日は忙しい。ラノを2周読んで、各ゲームのデイリー任務こなして、周回して、とりだめたアニメを漁る。しかし、今は学校を合法的に休んでいる。つまり、どうあがいても時間が余る…なんてことはなく気づいたら5時半。


ピンポーン

「早く開けろー」

まつりの声、だと思う。いんや流石にそうだろう。いくら俺がオタクだからって、流石に幻聴なんて、、、


ガチャ、ガチャ

ほらー勝手に鍵あけられたし

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転生できなかった話 てんすぃ @jishotensy2

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