第3話

・・・一度落ち着いて話を聞いてくれ、時間がない」


「・・・」

「よろしい」

天使くんが話し始めた

「話をまとめると、君は死んだ。君は本来無にかえるはずだったが君は人を守って死んだ。だから特別にボクがキミに2度目の人生のチャンスをあげることになった。」

やばい、眠くなってきた、話長いよー

「・・・キミが転生する世界がどこになるかは、大神が決定するからボクからはなんとも言えない、しかしキミにはボクからチカラを授かることができる、」

今なんてった?

「要はチート能力だ、あと女の子も連れてくるよ」


はい、異世界無双決定。

「そこで質問、キミは剣と魔法ならどちらを求める?」

聞いたことがない2択

ーなあ天使、魔法が使えない世界の場合は?俺のいた世界とか。


「その点なんだが、キミたちの世界でも魔法は使えるよ」


・・・はい?

「と言っても君たちの世界絶望的に魔法が発達していないけど、まあボクのせいだけど」

情報量多いて、どうすんの読者が置いてかれたら?

「ん?、まあつまり、キミが望めばどんな世界でも魔法使いになれるし、剣士にもなれる」

なるほど…

ーちなみに元素どーたらこーたらとかは?

「あるよ、キミが望めば勿論どんな魔法でも使えるけど」

「あと君、もう魔法でいい?実はボク忙しくてね」


ー…はい!

俺は魔法の方が好きです。一応言っておくけど、前世でも、あと14年で魔法使いになれたからね、俺はとくに!


「おけ、それじゃ最後に簡単な説明をするよ。キミはその身のまま異世界にいく、細かい辻褄は気にしなくてもオーケーキミは顔はいいので補正はかけないよ、特にキミが成し遂げないといけないこともないからキミは2度目の人生のびのびと生きてもいいよ

っとあとはガンバッテネー」


俺はこういうタイプのキャラあまり好きじゃないわ。だって、決まっているセリフを適当に言うんだよ?




さて、生まれ変わりというシチュ、今まさに異世界に送られようとしてるわけだが、この間のムービー?というか道のり、結構質素である。 まあ、そんなこともあるよネ




あ、来た。体の感覚がある、手足の感覚がある。そして、胸の奥にあるのが

「魔法の感覚か?」

俺はまだ目を開けていない、開いた先にどんな世界が見えるのか、ああ楽しみだ

では行くぞ

3・2・1

ゆっくりとまぶたに力を入れる、うわ、白 ああ目が慣れてきた、上に見えるのは……ん?


「…なんか病院の天井みたい」

いやいや、まさかな、そんなこと

「…くん?、りょうくん? りょうくん!」

聞き覚えのある声、あと名前。


一気に頭が覚醒した。

「おい」

驚くとかそういうのよりも前にさ、こりゃキレるよ。

転生というか、リスポーンやん

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