薬は苦い

カフェインや解熱鎮痛剤の大量摂取も試したことがある。最近は便利なもので、そこらの薬局やらコンビニやらを巡ればあっという間に100錠以上の風邪薬が手に入る。ただし、財布が寂しくなることは考えてはいけない。

ただ、実際に120錠集めたが飲めたかといえば不可能であった。なにぶん一度に10錠も飲めない上に、1度飲む事に結構な量の水が胃に入ってくるから、半分を飲む頃には腹がパンパンでそれ以上は飲めぬ状態だった。

カフェイン錠で試した時は、致死量飲み込むことは出来たが、カフェイン中毒の症状で殆どを戻してしまった。ただやはり手の震えやら頭痛やらは出てきたから、これは死ねるだろうと布団に入ったが、やはりこの文を書けているということは死ねなかったわけである。吐いた分を考慮しても絶対に致死量近く摂取しているはずなのだが、やはり無駄に強靭なこの体に産んだ親を少し恨んだ。


そういえば、どうやら調べたところでは最近の医薬品は素晴らしく、薬局で買える薬は100錠飲んでも致死量には届かぬらしい。試す前に知っていれば財布が寂しくなることも無かったのだが、まあ無くなってしまったものはしょうがない。それよりも、最近カフェイン錠が薬局で買えなくなっていることが問題である。何なら睡眠薬を売ってくれれば喜んで買うのに、どんどん致死量に至る可能性のある医薬品が無くなっていっている。恨めしい限りだ。

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