第3話 VSすらいむ


「それではキスをしましょう」

「!!!!????ぬ!!!??」


??????????????????

えーとですね今日初めて会った女の子からキスをせがまれています勇者です


ぬぬぬーーんあたまが真っ白になる


「え、えっとですね……魔術師は魔力がないと魔法使えないじゃないですか」


うん


「……………出来ないんです」


うん?

よく聞こえない


「だからキスしないと魔法使えないんです!!!」


耳がつーんとする

彼女がいつの間にか真っ赤になってる

そっかまほつかちゃんも覚悟を決めてここにきたんだ


まほつかちゃんの両手をとる

キス!!!しよう!!!!!!!!!


「あっ……なんかチャージできました」


ん?俺は両手にぎにぎしてるだけだが?


「流石勇者さま!!魔力伝導も一級品なんですね!」


わーいなんかキスしなくてもいい流れになってんぞ


ぐすん、かなしくなんてないやい


「えーと………いく?」

「あ、はい!勇者さま!」


▼▼▼▼▼


まほつかちゃんのレベルを聞いてみたところ5もあるそうな


なんでも幼少期から魔法使いとしての訓練をつんでいたんだとか

俺も摘んでたよ大根とか


道なりに進んでいくとすらいむがみえた

最弱のぷるぷるしてるやつだが

その身の溶解液を食らえば普通に痛いし最悪欠損する

あー魔物こわ

でも今はひとりじゃない

まほつかちゃんもいるしやるしかない


「んじゃいきますかあ!」

「勇者さまおまかせを!」


『その身を焦がせ

飽くなき道の探求者

その名は魔力が伝えし


我が行く手を阻む者共を蹴散らせ

燃やせ燃やせ燃やせ

ファイヤーボール!!』


ぷち………

バァァーン!!!!!!!


すらいむがみるも無惨な破片となって砕け散った


え、やば

昔みた山火事くらいやばい

魔法使いってすげー


どうやら声にでてたらしくまほつかちゃんはえへへと照れている


「おそらく勇者さまのおかげですね」

「魔力伝導うんぬん~ってやつ?」

「はい!」


あー魔物をデストロイしたあとにできる笑顔じゃない

この子少し狂ってるのかもな


「あっゴールドですよ勇者さま♪」


ほら

あーでもさ俺もいつか慣れちゃうのかもなあ


父さん母さん俺なんとかやっていけそうです


その後もまほつかちゃんは絶好調で宿屋には困らないくらいすらいむを倒した



現在


0→5000ゴールドくらい


勇者レベル1→4


魔法使いレベル5→6


次回

村で宿屋に泊まったら相部屋でいいらしい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る