　リゼッタはダンジョン産の小石を身につけ、初心者殺しと呼ばれるチーターウサギに立ち向かっていた。

「せやっ！！」

　短剣を振り回すリゼッタは、見事にチーターウサギにクリティカルヒットを決め、瞬時に仕留めた。周りからは「やった！」という歓声が上がり、リゼッタとアリーシャはハイタッチをして、まるで親友のように仲良さげな様子を見せた。

　その時、リゼッタはポケットから小石を取り出した。

「この小石は？」冒険者Aが不思議そうに尋ねる。

　冒険者Bも興味深そうにその小石を見つめている。すると、アリーシャが声を上げた。

「それは、魔物を倒しやすくする特別な小石なんです！」

「そうか、この小石があったから倒せたんだな、リゼッタさん」と冒険者Aが納得したように頷く。

「そうなのよ。この小石のおかげで、初心者殺しを倒すことができたの。本当に素晴らしいわ、この石」リゼッタは得意げに微笑む。

「ここだけの話、今限定で、この小石は2つしか手に入らないんだけど、もしよかったら、あなたたちにお金と交換で譲ってあげるけど、どうかしら？」

「本当か！？」冒険者Bが驚きながら声を上げる。

「そんな貴重なものを本当に手に入れられるのか？」

「ぜひ欲しい！初心者殺しが倒せなくて、いつも苦労してたんだ！」

　リゼッタとアリーシャは微笑みを交わしながら、小石を彼らに渡す準備を進めた。ビジネスは順調に進みそうだ。

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