第7話 ルート
リゼッタは約束通りお金を持ってきた。そして、相場となる金額を俺に提示してくれた。その上、京子の妹になると言う話まで進んだ。さて、次の取引に移りたいところだ。
今回の取引は、ダンジョン内にあるアイテムをリゼッタが見つけ、それを換金するというものだ。その利益分配は、俺が2割、リゼッタが8割となっている。なぜ俺が2割かというと、俺がダンジョンを案内する役割を担っているからだ。
さらに、リゼッタが俺のことを広めてくれれば、他の冒険者からも取引の誘いが来るだろう。これはリゼッタを使って、俺の評判を広げようという考えだ。ダンジョンを使って金を稼ぎ、それによって俺の夢――ハーレムを作るという目標も達成できる。
金さえあれば、女の子が寄ってくる可能性がある。逆に、金がない男には女は寄ってこないかもしれない。これは親父から教わったことだ。小学生では足の速いやつが人気、中学生では勉強ができるやつ、高校生では話が上手いやつ、大学生では顔が良いやつ、そして社会人になるとお金が全てだということ。まあ、気にしないでくれ兵士たちよ!
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