第23話:第1話を試し書きさせた

 だいぶ作業を端折りましたが、いったんそれは置いておいて。

 試しに3度ほど第1話を書いてもらいました。


 ここまでの設定の変更点は大きなものだけ書くと

『瑠奈が人見知りな性格になったこと』

 ですが、まだまだブレと揺らぎが大きい。

 ここをきちんと決めないと読めたもんじゃない。


 ### **第1話:引退と新たなスタート**


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 #### **前半:トッププレイヤーの最後の挑戦**


 天空には、黄金色の文字で**リアルタイムで変動するオッズ**が映し出され、戦闘開始直前の緊張感が視聴者の心をつかむ。


「この戦は外せない」「レオンの引退試合だぞ!神回確定!」――配信チャットには、興奮したコメントが次々と流れていく。


「ランダムウォーク……今日こそ、制御してみせる!」レオンは、震える指を握りしめ、心の中で決意を固めた。

 彼は、この危険すぎるユニークスキルに打ち勝つため、**自分なりの策を練って準備**を整えていた――周囲の誰にも気づかれないように。スキルの存在を知られるわけにはいかない。


 ---


 #### **黄金文字が止まり、戦端が切って落とされる**


 空に表示されたオッズが一瞬止まった。それは**戦闘開始の合図**だ。


「やってやるぞ!」


 戦闘の開始と同時に、突撃が好きなプレイヤーたちが意気揚々と飛び出した。しかし、その瞬間――。


 **「あれ?」**


 後方で控えていたはずの魔法部隊が、**勝手にフレイムバーストを誤射**する。プレイヤーたちは火柱の中で四散し、壮大な魔法エフェクトが戦場に咲き乱れた。


「何だ!? 味方に撃ってんのか!?」

「魔法部隊、止めろ!」


 配信チャットは爆笑で埋め尽くされる。


「さすがランダムウォークw」「味方ごと焼き尽くしてるwww」「これ、運営も想定外だろw」


 ---


 戦局は崩壊の一途をたどった。次々と味方が散っていき、レオンは戦術の修正もままならないまま敗北を迎えた。


「やっぱり……制御できないか……」


 敗北画面が映し出される中、レオンは静かにアカウントを閉じ、ため息をつく。そして、二束三文でアカウントを中古販売サイトに出品した。

「誰も使いこなせないだろう、こんなスキル……」


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 #### **後半:瑠奈とアイリスの会話、そして新しいスタート**


 瑠奈(ルナ)は、ベッドに横たわりながら、**脳内チップによるホログラムディスプレイ**に映し出されたアイリスの顔を眺めていた。


「ちゃんと調べた?」アイリスは真剣な表情で、ディスプレイ越しに問いかける。

「瑠奈、あなたはドジなんだから、しっかり下調べしてから始めなさいよね。」


 瑠奈は頭をかきながら、「うん、うん」と適当に返事をする。


 ---


 瑠奈の手元には、もう一つの未来的な装置――**透明パネルに浮かぶ中古アカウント販売サイト**が表示されていた。

「でもさ、アカウントって高いんだよね……」


 画面をスクロールしていくと、ぽつんと**安価な名もないアカウント**が表示されている。説明はなく、名前もなく、あまりに安い。


「うーん……これ、農作業とかできそうだし、安いからいいかな?」


 そう言って、お小遣いのほとんどを使い、彼女はそのアカウントを購入する。


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 **「農作業だけじゃなくて生産品を売れるのね」**

 瑠奈はアカウントの情報を見て、少しだけ顔を上げた。


「現実のお金に換えられるなら、授業料も払えるし……**金魚のしーちゃんのエサ**も買えるね!」


 そう言って満足げに笑う瑠奈は、このアカウントがどれほどの**「不可解で制御不能な力」**を秘めているかを、まだ知らない。


 ---


 #### **ビルドモードに夢中になる瑠奈**


「よし、見た目はかわいい農民さんにしよう!」

 キャラの見た目を小柄な農民風の外見に変えた瑠奈は、早速ビルドモードを開いた。


「うん、このゲームいいじゃん! クワもあるし、スコップもある!」

 楽しそうに笑いながら、農作業の準備を整えていく。


 一方、アカウントに付与されたスキルの欄に、**「ランダムウォーク」**の文字が静かに輝いていた――まるで、嵐の前の静けさのように。


 しかし、瑠奈はそれを深く確認することなく、「どうせ戦闘スキルでしょ?」と軽く流してしまう。


 ---


 #### **新たな騒動の予感**


 こうして、農作業だけを楽しもうとする瑠奈の物語が動き出す。しかし彼女が購入したアカウントは、ゲームの歴史に残る**「規格外で制御不能なスキル」**を宿した、かつてのトッププレイヤーのものだった。


 誰もが使いこなせず、破滅の道をたどった**「ランダムウォーク」**――。そのスキルが、新しい持ち主の手で、今、再び動き出そうとしている。


「ええ~? これって栽培日記だよね?」


 そう無邪気に笑う瑠奈は、近づく嵐の気配にも気づかず、ただ**静かに農園での生活を夢見る**のだった。


 <ここまで>


 いくつか修正。


 西洋風にアレンジしないで完璧に戦国時代ゲームにする。

 魔法部隊は鉄砲足軽と弓兵でNPCがほとんど。長柄足軽の戦列も基本的にNPC。それらをコントロールするのがレオン。フレンドのプレイヤーはほぼ全員が個人戦特化の武者。レオンの指揮杖は様々なものに変形する。これがルナの手に渡るとスキやクワに変形する。レオンはその完璧主義ゆえにユニークスキルの存在を隠している。最後のほうの「ええ~?これって栽培日記だよね?」の前にゲームの戦記画面の1ページ目が現れるがルナが書き換えて栽培日記にしてにんまりとする


 <ここまでと3回目の試行>


 ## **第1話:引退と新たなスタート**


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 #### **前半:トッププレイヤー「レオン」の最後の戦い**


 戦場は、戦国時代そのもの――。**鉄砲足軽と弓兵、長柄足軽**が戦列を組んで整然と並び、レオンは**指揮杖**を手に、その全てを完璧に統率していた。視聴者たちのチャットは熱狂に包まれていた。


「神の軍勢かよ……」「まさに完璧な布陣!」


 レオンの**フレンドたち**は、戦闘の最前線に出ることを好む**個人戦特化の武者**たちばかりだった。だが、彼らは軍の統制に従わず、戦場が開くや否や**各々の信じる勝利のために突撃していく**。

「おい、行きすぎだ!戻れ!」レオンは指揮杖を振るい、軍勢を建て直そうとするが、そこに――。


 **誤射の鉄砲が弓兵陣を巻き込み**、火薬の爆発音が響いた。


 レオンの顔が青ざめる。「ちがう、今のは命令してない!」


 鉄砲足軽が勝手に火を吹き、長柄足軽が列を乱して戦場から勝手に逃げ出す。そして**プレイヤーたちが巻き添えを食い、エフェクトの煙と共に次々と散っていく**。


「なんでだ、何が狂ったんだ……!?」


 **ランダムウォーク**のスキルが、**完璧を求めた戦術を次々と壊していく**。


「このスキル……誰が使いこなせるんだよ……!」


 **戦局は壊滅的**な状態になり、レオンは戦闘を終える前にゲームをそっと閉じた。そして静かに、誰にも気づかれないよう**アカウントを二束三文で売りに出した**。


「もうこんなものは、二度と触れない……」


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 #### **後半:瑠奈とアイリスの会話、そして新たなスタート**


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 **透明なホログラムディスプレイ**が部屋の中に浮かび、幼馴染の**アイリス**の顔が映し出される。彼女は真剣な顔つきで、瑠奈を見つめていた。


「瑠奈、あんたはいつもドジなんだから、ちゃんと調べてから始めなさいよね。」


「うん、うん、大丈夫だってばー。」瑠奈はベッドに寝転がりながら、ホログラムに手を振って答える。


「社会貢献実習なんだから、しっかりしないとダメなんだからね?」


 瑠奈は面倒くさそうにスマホ(**脳内チップによるディスプレイ**)をスクロールし、**中古アカウント販売サイト**を見ていた。画面の隅には、かつての伝説のプレイヤー「レオン」の名もないアカウントが、**格安で売りに出されている**。


「安いし、これでいいか……。農作業ができるし、生産品を売ったらお金になるでしょ?」


 ---


「それで、金魚の**しーちゃん**のエサも買えるし、授業料だって払えるよ!」と、無邪気に笑う瑠奈は、**そのアカウントに秘められた恐るべきスキルのことなど知る由もない**。


 テレビから流れてくるのは、「異世界乱世」の紹介映像。**弓兵の雨と鉄砲足軽の火花が交差する**戦場の光景が映し出され、力強いナレーターの声が響く。


「――全ての戦場を掌握し、指揮を極めよ!」


 しかし瑠奈はその声に耳を傾けることもなく、すぐに画面を切り替えてしまった。


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 #### **スキルとの出会いとビルドモードへの夢中**


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 アカウントを手に入れた瑠奈は、早速キャラクターの**外見を小柄な農民風**に変え、意気揚々とビルドモードを開いた。


「よしよし、これで完璧!」


 スキル一覧に並んだ「**ランダムウォーク**」の文字が一瞬光ったが、瑠奈はそれをただの戦闘スキルと勘違いしてスルーする。


「戦闘とか興味ないし、どうせ使わないからいっか。」


 ---


 一方、手にした指揮杖に目をやる瑠奈。レオンが愛用していたこの杖は、**様々な形に変形する特殊なアイテム**だった。


「うわ、これすごい! でも……あれ?」


 杖は、瑠奈の手の中で**スキやクワに変形**していった。


「わー、これで畑が捗るじゃん!」と、彼女は何の疑問も持たずに喜ぶ。だが、杖が本来持つ力の恐ろしさに気づくことはない。


 ---


 #### **「栽培日記」への書き換え**


 そして、画面に浮かび上がる「異世界乱世」の戦記画面――。このゲームでは、戦闘の記録が自動で日記のように保存されていく。


 だが、瑠奈はその日記画面に表示された文章を見て、にんまりと笑う。


「ええ~? これって栽培日記だよね?」


 そう言って、彼女は戦記の1ページ目を、**「トマトの育て方」や「スイカの栽培記録」に書き換えてしまう**のだった。


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 ### **第1話の締め:波乱の予感**


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 こうして、「ただひたすら農作業を楽しみたい」という瑠奈のプレイが始まった。だが彼女の手に渡ったアカウントは、**かつてのトッププレイヤーを引退に追い込んだ危険なユニークスキル「ランダムウォーク」**を宿していた。


 これからの戦乱の世で、彼女の**天然すぎる行動**がどんな騒動を巻き起こすのか――。それは、まだ誰も知らない。


「ええ~? 栽培日記だよね?」と無邪気に笑う瑠奈の背後で、**新たな伝説の幕が静かに上がる**。


 <ここまで>


「栽培日記」というタイトル回収が1話目でできた。

『血みどろの戦場』と『栽培日記』のギャップをもっと強調すればいいかな。


 なかなかいい仕事をするね。



 だが、文章が冷たいんだよね~

 これを熱さや汗臭さの感じるものにしていけば使えるのか?

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