第九章 冷や汗

第9話

一週間後。僕は新聞配達のバイトを辞めた。あまりにもしんどかったからだ。それに所長が厳しくて、携帯の充電ができないから辞めた。他は楽しい職場だったんだけどね。


そして、譲くんとの約束の日。はーちゃんとたぬきさんに「いってらっしゃい」と声をかけてもらった。これで準備満タンだ。


駅で待ち合わせして、喫茶店に寄った。喫茶店は、まだ、人がまだらだからね。ひそひそ話も出来るし、喫茶店にしてもらった。相手は不服そうだった。

(カフェのほうがよかったのかなぁ?)と思いながらも、ホットコーヒーを頼んだ。譲くんはアイスコーヒーを頼んでたよ。ホットコーヒーを飲みながら、僕もアイスコーヒーにすれば良かったかなぁと、つくづく思った。その日は暑かった。そして譲くんの話にも冷や汗が出た。新聞配達をする前に、茜ちゃんを助けた僕の話とか、はーちゃんと一緒にいる僕の話とか。凄い!って何度、出たことか。

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