第二章 四十九日
第2話
お葬式から四十九日。異変が起こった。じいちゃんの「はとこ」という人が現れたのだ。その人は羽鳥さんといって、服が少し薄汚れていた。父は、そんな羽鳥さんを追い返そうとしたが、桃子の
「おじいちゃんの、はとこだから、追い返さないで!」という言葉で、羽鳥さんを追い返すのを止めた。何故か、父は桃子の言葉に弱いのだ。
そして、父は色々なところを漁り始めた。桃子は、そんな父を見てか
「お父さん、なにやってるのー!?」と言っていた。そして、じいちゃんの遺言書がお仏壇から見つかったので、父の知り合いの弁護士さんの元、それを開けると、羽鳥さんにも遺産を、と書いてあった。羽鳥さんの分は壺だった。その壺は小ぶりながらも、父のお気に入りだったので、父は怒ってしまった。母は、そんな父をなだめていた。さつきは、そんな光景をしらけながら見ていた。
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