第2層 やっちまった!

俺はワクワクしていた。

久しぶりに人と戦えるからだ。

しかし、そんな俺にも悲劇がおきた。


「は?」俺は急に起きたリポップに困惑していた。

もともとここのボスは1日に1回しか、リポップしないはずなのになぜかリポップしてしまったのだから...


「何やってんだ!このドラゴンめ!」俺は頭の中で整理したあとにドラゴンへと牙を向けた。


なんせ、かっこよく決めようと思ったのに、ようやく人と戦えるのに、こんなひどいタイミングでリポップされたのだから溜まったもんじゃない。


俺は手に持っていた大剣を使ってドラゴンへ衝撃波を放った。


ズドーン! 周囲に轟音が鳴り響く。


「きゃあ!」と、もともと戦おうとしていた人が叫んでいる。

後ろにある機械は、なんかのバリアを張って耐えている。


そして、衝撃波で舞った砂煙が消えたあとには


「えっ」と、声が聞こえる。そしてまた身構えている。


おかしいな、もう殺したというのに。 まさか、俺と戦うためにもう準備をしているというのか! いやはや、さすが、5つまで来た人間である!

さあ戦おうぞ!



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



(清水香視点)


私は今、とてつもなく混乱している。

言葉があやふやになってしまうかもしれないが聞いてくれ。


まず、最初にボスと戦おうとしたら後ろからドラゴンが現れた。

その時はまだ、ボスの使い魔だろうと思っていたのだが違ったらしく

「何やってんだ!ドラゴンめ!」と言いながらドラゴンに刀を振った。


「きゃあ!」私は暴風で飛ばされてしまった。

あいにく、カメラは無事のようだ。


しかし、私も冒険者である。すぐに体制を整えて持ち前の武器を構えた。

しかし、砂煙が消えたあとにはドラゴンはおらず、ボスがキラキラしたような目でこちらを見ていた。


一体、何が起こったというのだろうか...

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