第46話
その中に貯まる媚薬をエルミーユの身体に垂らした。
「なッッ」
粘度を保つ液体が下腹部に溜まるとアーサがエルミーユの中へと塗りこんでいく。
「やめてッやめてッッ!いやあっ」
中から炙られるような熱さが込み上げ、否応なしに彼女の液が
エルミーユが足を上げるも太ももと足首を掴まれ、アーサが笑いながら彼女の中へと打ち付けるように侵入した。
「ああ"あ"ッッ」
「ちょっとアーサぁ。入れる前に処女の血を飲ませてくれたって良かったのに~。」
「悪い悪い!この女が嫌がるとこもっと見たくなって我慢出来なかった~。」
エルミーユにとっては痛いよりも気持ち悪さの方が大きかった。
自分に触れられるのはインハルトだけだと思っていた。彼の赤い瞳に、大きな手に、陶器を扱うような彼の優しい温もりに。
エルミーユは涙が溢れるも声を出すまいと気を持ち続け、自分を犯すアーサの
それを見たアーチは、「生意気な女ほど楽しい」と上からエルミーユの顎を掌で自分の方へと押しやり、再び自らを彼女の口内に呑み込ませた。
顎を極限まで上に向かされ、涙のせいもあってか息ができているのか分からない。
「あーあ、残念だったね~エルミーユ。もうこれじゃああんたは用無しだねぇ。」
「インハルトがあんたを犯さなかったのは処女の血が欲しかっただけなんだよ。」
「可哀想に。」
「可哀想にね?」
息が追いやられても双子の交互に放たれる言葉だけはしっかりと耳に入ってきた。
違う違う、インハルトは私の血を求めていたのではない、
彼を私を確かに愛していたし、今だって───────
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