第16話

青年が女の身体を見下ろすと、這い回るスライムに一言



まみあげろ。」



と命令した。



今まで絶頂を迎えたくても迎えられず、幾度も焦らし続けられた身体に一気に強い電撃が走る。



「んん"ん"ん"ん"----ッッ!!!!」



優しく撫でられるように責め立てられていたのが、突如突起を強い力で両側から挟まれるような刺激に女の身体が大きく揺れた。



口に布を詰められ只でさえ息苦しい中、青年に首を締められ脳へと這い上がる酸素が断たれていく。



敏感な部分を強く刺激され、女の唇から唾液が線を引き始めた。



唇から冷たい床に続く一筋の糸。



その淫靡いんびな姿に青年が恍惚の表情を浮かべる。



女の上半身と下半身3ヶ所の突起を強く上に引っ張りながらくるりと回すようにもてあそぶスライム。



がくがくと全身を痙攣させ、次第に女の脳内は朦朧もうろうもやが広がっていった。



それは媚薬の効果によるものか、それとも青年の非情な扱いによるものか。



「ほら。頸動脈を締められながら責められるのって最高に気持ちいいでしょう?これ麻薬と同じ効果があるんですよ。」


「───っ─」



突起をスライムに引っ張られ、摘ままれ、こねくり回されて、足を閉じようにも閉じられない辛さが更に女の鼓動を圧迫する。



うつろな目をする女から涙が流れていくと、青年がべろりと下から女の頬を舐めた。



もう女にその感覚はない。



只ぼんやりと明かりがともる天井を見つめ、その時を今か今かと待ち構えるだけ。



「そんなにいきたいなら、思う存分いかせてあげますよ??」



吊るされた女の指がピクリと動いた。



青年が変わらず女の首を締めながら、スライムに命令する。



「吸い上げろ。」



スライムたちがぴちゃぴちゃと音を立てながら形を変え始める。



すると粘度の高いスライムが女の突起を一気に吸引し始めた。

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