第7話
すると今までたどたどしかった手つきが突然荒く女の柔らかい胸を揉みしだいた。
「んんんっあああっっ」
狭い空間に女の声が響くと、男は女の耳に吐息を漏らしながらささめいた。
「これぐらい強い刺激が欲しかったんだろ?」
その手に治まりきらない胸を男が強く掴むと、女が唇を噛み足をきつく閉じる。
「クソッ・・・スーツが邪魔だな。」
「・・・っ」
金髪の男が女の前にくると、先程少し下ろしたジッパーを再び下ろし始めた。
ジーーー・・・・
「・・・なにをっ」
「あ?抵抗したいなら俺を蹴ってみろよ、ほら。」
また蹴りを出せば、先程の二の舞になると女は悔しくも抵抗できない。
ジッパーを下腹部まで下げると中からほんのりピンク色に染まった肌が露になった。
その肌はしっとりと汗ばんでいる。
男が開かれたスーツの両端を掴むと、思い切り左右に大きく開かれた。
「くっ」
女の紅い唇から羞恥と無念の声がこぼれた。
左右に開かれたスーツの中からほんのり色付いた双丘が現れた。
「・・・・ずいぶんと大事にされてるな。
傷一つねぇ身体じゃねえか。」
男がまじまじと女の素肌を見ながら呟いた。
「こんないい肌見せつけられちゃ、傷つけてみたくなるよなぁ?」
男が女の喉元に人差し指と中指の二本を置くと、そのままゆっくり下へと這わせていく。
「っっん」
「まず喉に薄皮一枚でナイフを入れて、
固い鎖骨に刃先を突き付け、
白い胸にナイフで円を描き、」
二本の指が更に下へとなぞられていく。
「胃から腹にかけて十字の傷をつけて、」
男の指が下腹部のまだ裂かれていないスーツの中へ進入しようとした。
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