2.

第27話

「おらあ"!!!!!」



バキィィッッ



おお!!


里桜が一気に3人吹っ飛ばした!!




今は三潴のせいで売られた喧嘩を買い取り中。



いや向こうの総長の女に手を出したんだから売ったのはこっちかも?


私は危ないからと電信柱の影に隠れて喧嘩の様子を見ている。




宗平はあまり力を使い過ぎないよう要領よく敵を盾に敵を倒していく。


三潴は強い奴だけを相手にしている。


四竃は動きが速くてすぐに相手の後ろに回り込む。




あれだけ強いんだから怪我なんて負うはずないだろう。


うん、絶対ない。




「おいチビ助、こんなとこで何してんだ??」



ぬっと大きな図体の影が私を覆った。


こいつは・・・相手の総長・・・


キャーと声を出す間もなく背中の服を摘ままれ持ち上げられた。



「おいお前ら。このチビの首、へし折ってやろうか??」



上から摘ままれていたはずの私は、何故かその男によって普通に抱っこされていた。



「ちょっとちょっと~、俺はあんたの女が悩んでたから助けてあげただけなんだよ~??人質取るなんてずっこいでショ。」



「ああ"??助けただあ?!人の女勝手に寝取りやがって何言ってんだよ?!!」



「だから"勝手に"じゃないって~!あんたの女が彼ピが早漏すぎてイかせてくれないって悩んでたから助けてあげただけなんだってば~!!」



三潴がカラカラと笑い、空気を手で扇ぎながら言った。



「な"ッッッ!!!///」



「あんた、

男は女を前戯とナカでイかせてなんぼのもんだって頭に入れときな!!」



三潴が自分の頭を人差し指でトントンと軽く叩くと後ろから殴り掛かってきた奴を後ろ足で思い切り蹴った。


その下世話なセリフさえなければカッコいいものを何言っちゃってんだこの男。



すると何故か宗平が思い切り三潴の頬を殴った!!



バギィィィィィィ!!!!



「オルカの前では下ネタ禁止だ!!!!!!」



骨がミシミシいっているのは気のせいだろうか。


そしてダッチ○イフは下ネタにならないのだろうか。



味方が味方に怪我さすとかほんとやめてほしい。


幼女の血液量じゃ4人分どころか1人分もまかなえるかどうか怪しいのに。


それをちゃんと分かっているのかこいつらは。

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