九份を満喫しよう
台湾の観光名所として九份は外せない。
ここは「千と千尋の神隠し」の舞台のモデル(正式には言われていないが)として有名なスポットだ。実際訪問してみると、暗くなると確かに赤い提灯や中華風の建物と、雰囲気は抜群だった。有名すぎるのでどう良かったかは割愛しよう。
以前、もう十年以上前に団体ツアーで訪れたときは夜にお茶屋さんに行って何となく写真を撮ってすぐ帰った、という記憶がある。坂道を下るとき、すごく人が多くて歩きにくかった。
ひと気のない九份を楽しみたいなら、人が居なくなる遅い時間まで滞在することになる。だいたい夜九時ごろだとかなり人がはけて有名な階段の付近もタイミングを見計らえばほぼ無人となる。ただ、付近のお店の電灯も消えてしまうのであまり遅いと殺風景になるかもしれない。
店が並ぶ通りもシャッターが閉まって赤い提灯だけが光るちょっとホラーな雰囲気が楽しめる。
遅めのバスやタクシーをつかまえておくのも良いと思うが、ひとつの案として九份の中のホテルに泊まることをお勧めする。宿泊すれば帰りの交通で時間を気にせずに済むのが嬉しい。
民宿レベルのホテルが多いので、トイレと洗面とシャワーが同じというところも多いと思う。環境が気になるならその辺りも調べておくと良い。
観光チラシに使われるような時間帯は日暮れ時のマジックアワー。私は最初これに気が付かなかった。夜だと間違いはないが、真っ暗なのだ。マジックアワーだとそれなりに晴れていたら雲の流れる感じや真っ暗になる前の変化のある空の色を背景に建物も良い感じのシルエットで見ることができる。
また、有名な見学・写真スポットはとても狭く、人が入れ替わり立ち替わりで撮影している。だいたい同じ角度の写真になるのは撮影スポットが限られているからだ。
被写体のお茶屋さんの前にレストランがあり、ここの三階からだとドローン撮影のごとく良い感じの写真が撮影できるそうだ。ただ、予約で埋まることが多いようで本気の撮影をしたいならネット情報を調べてみて欲しい。私は日が高い時にノー予約で二階から景観を楽しむことができた。
九份は山の上に立つ観光地で元は鉱山だった歴史がある。九份の繁華街から歩いてまわれる鉱山史跡もあるし、バスで山を降れば博物館や遺跡など見どころがあるので、もし産業遺産に興味があるなら周辺の観光地を調べてみるのはどうだろうか。
ただ、行きのバスは比較的本数があるが、帰りのバスの便が悪いので行く前に帰りの計画も考えておくことをお勧めする。でないと心臓に悪いから!
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