お金のはなし

 台湾には独自通貨がある。私が訪問した2024年は円安で1台湾ドルは4.5円くらい。日本がバブリーな頃はアジアは物価が安いという感覚だったが(これはもしかして四十台以上の感覚なのだろうか?)、長年経済が停滞している日本は逆の立場になっていると感じる。台湾や韓国に一昔前の安さを求めていくと全くお得感は無い。


 円安に戦々恐々して訪問したが、確かに割高感はある。観光地で洒落たカフェに入るとランチが2,000円。味に間違いはないが、王将でラーメンランチを食べた方が得だなと思ってしまった。コンビニのペットボトルは150円程度。ドリンクは軒並み日本と同等かやや割高。お菓子やおつまみなども日本の同じような商品と比べてもやや高い。ポッキーなど日本商品もよく並んでおり、こういうものは1.5倍ほどする。


 夜市や食堂など、地元民が普段使うような気取らない飲食店は安い。夜市は外国人に人気の観光夜市だと割高なのかもしれないが、さほど有名ではないローカルな夜市では安さを感じることができる。


 お土産品も小洒落たかわいいものは日本と同じかやや割高と感じる。日焼け止めが切れてしまったのやむなくドラッグストアで購入したが、1,000円以上した。モノの値段も日本並みだ。


 地下鉄や鉄道、バス、タクシーなどは日本よりも安い。バカ安ではないが、物価に比較すると割安感がある。ホテルは一部屋10,000円前後で日本の狭いビジネスホテルより少し良い部屋に泊まれる印象。


 私はマッサージが好きなので、現地にマッサージ店があれば行くことにしている。日本だと安い店で1時間3,000円強だが、台湾では1時間4,000円前後から。どこに行っても手数が多く腕はそこそこ良いのでコスパ的にはトントンと考えても良いかもしれない。


 支払い方法は現金、クレジットカード、交通系ICカード(悠遊カード)、スマホ電子決済が利用できる。クレジットカード、悠遊カードはコンビニでほぼ使える。カードはタッチ決済で利用できるところがほとんどだった。カードを見せればカードリーダーはここ、と教えてくれるので会話の心配はない。

 LINEPayが使えると書いてある店もあった。日本と同じかは不明。

 小さい食堂や商店は現金のみ、としているところも多い。


 悠遊カードは台湾の交通系ICカードで、コンビニでカードを購入してそれに入金していくシステム。カードはデザインが多数用意されており、日本のアニメなどのデザインも多い。これ版権はどうなのだろう。

 カードを購入したらコンビニなどで「チャージ」と言ってチャージしたい現金を渡すと処理してもらえる。金額はちゃんとパネルに表示されるので、誤魔化されたということはなかった。

 悠遊カードはバス、地下鉄、コンビニの買い物で使えるので持っておくと便利。


 日本より全体的に割高ではあるが、それでも現地でしか楽しめないものがある。それを求めてまた行きたくなる。

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