4歩目 広がる一歩
歩き出す、その一歩は遠く感じる
心は先を見据えているのに
身体は足を引きずるように
もどかしさが胸を突き
冷や汗が背を滑り落ちる
わずかな距離が、まるで広い大地のよう
足元に広がる短い道が
冒険の始まりのようだ
焦りの中に揺れる心
前に進むための力が宿る
一歩、一歩、
見えない道のりに自分を重ねて
いつか辿り着く場所は
思い描いた未来かもしれない
今、ここに立ち止まらず
今日の小さな達成感に心を灯す
たったひとつの一歩で
世界が少しだけ広がる
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