第8.5話 ロミオとジュリエット


後輩従業員たちがシノルニトサウルスたちの対応に追われている中、オネショッタ・パークの北側であるn塔でも擬人化しやがった恐竜が一匹いた。

「この僕の愛するジュリエットは君かなぁ?」

「やっぱり君は僕のジュリエットだ、そうに決まってる!」

「さぁ!ジュリエット!一緒に6500万年前のマダガスカル島あたりに駆け落ちしよう!!」

最近n塔の担当となった地里 越冬(22)はさっきからよくわからないことを言っているいきなり擬人化した恐竜に頭を悩ませていた。

「あのさぁ?キミ何回言ったらわかるんだ?俺はお前さんのいうジェリエット?とかではない」

「どうして君はそうやってこの僕”カーン”に真実の愛を告げてくれないのかい?」

カーンと名乗るいわゆる王子様系?の風貌の女性は地里の言動に少し不満げだ。

「最悪だぁ…いきなり恐竜が擬人化するとか意味わからん上に俺の担当する恐竜は意味わからんことしか言わんし、まじでカーンだけにガーンだわ」

「むっ!ジュリエット!部屋を勝手に冷房入れやがったな!

電気代食うぞっ!氷河期時代みたいにするつもりかっ!?せめてうちわとかにしておくんだ!うちわとかにっ!」

「………寒くて悪かったよ。」

2人はよくわからない会話を延々と続けていた


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ジュラシック.おねショターズ テタヌラ @kyouryu6500

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