第13話 光の剣
Side:健太郎
獲得!
PV47と☆0個!
今回は少し少な目。
まあ良いか。
パンパカパーン!
ガチャの結果発表。
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https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093090819538975
当たったのは銀のたわし。
まあ、ハズレでもリワードの缶詰という残念賞がある。
頑張って5つ溜めると良い。
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この感じでたわしが集まればリワードの缶詰は容易い。
コメントは3つ。
光の剣を売り出せとのこと。
ヒット商品の予感。
まずは魔導インク、136リワードを買う。
ゴブリンの魔石100個、500リワード。
判子を作るためのゴム、110円。
木材、1100円。
タコ糸200メートル、998円。
木工ボンド、278円。
うん、前に作ったのよりいい出来だ。
滑り止めにタコ糸を巻いたのも何となく良い。
「これ良いわね」
作っていたら、
「何が良いんだ?」
「怨霊に斬りかかったら、真っ二つよ」
「そういう使い方もあるか」
手作り感満載の光る剣が次々にでき上がる。
価格が問題だ。
最低でも2000円ぐらいは欲しいところなんだけどな。
強気の3000円。
リワードから換算すると、5000円は欲しいところなんだけどな。
「ええと、値段で迷ってる?」
「声に出てたか。そうなんだ。化粧水や健康食品から考えると5000円なんだけど」
「1万円でも買う人はいると思うな。強気で行けば」
「どういうキャッチコピーで売るんだ」
「最新立体映像技術を使ってます」
「木片に魔石を付けて、魔法陣を描いて、タコ糸を巻いただけなんだけど」
「でも解析はできないわよね」
「まあね」
「真似できない商品ってことよ。そういうのは高くて当たり前」
「学割を導入したい。学生と幼児は、2000円」
「やった。私が購入第一号、はい2000円」
たまに、何かを斬っているような気がするのは俺だけだろうか。
さて、チラシに書いて、配るのは良いけど、大きく売るのなら、何か考えないと。
在庫が99個だものな。
ライフエチャント株式会社に持っていったら、買ってくれたおばあちゃんが5人。
学割はないので5万円の儲け。
孫に対するお金は財布のひもが緩くなるらしい。
「ここが不思議なお菓子を作るというライフエチャント」
大学生ぐらいの人達が入ってきた。
取材らしい。
俺はその様子を眺めていた。
そのうちの一人が、ふと光の剣に目が留まったらしい。
「これは何? お菓子を作る道具?」
「いいえ、孫へのお土産ですよ。ほら、恰好いいでしょ」
光の剣を振ってみせるおばあちゃん。
「これは! 作りは小学生の工作なのに、ハイテクだ!」
小学生並みで悪かったな。
「凄い! 映画みたい!」
取材の人達は本来の目的を忘れて、光の剣に夢中になった。
「光の剣、一本1万円。学割だと2000円」
俺は声を掛けてみた。
「買うよ。大学生だけど学割が利くんだろ」
「まあな」
なんと10本も売れた。
大学生にターゲットを絞った方がいいのか?
異世界堂の店に戻ってしばらくすると、チャイムが鳴った。
「はーい」
「光の剣下さい」
高校生が沢山来た。
「どこで知ったんだ?」
「SNSのキュックスで」
ええと、アカウントの名前を教えてもらったので見ると、最先端玩具を買ってみたというタイトルで動画があった。
光の剣でチャンバしている様子が映っていた。
閲覧数が何万とある。
それから、続々と客が来て、光の剣は完売した。
客が一杯来たので、ハイヒール軟膏が23個も売れた。
ハイヒール軟膏の在庫は29個。
キュアウォーターは18個売れて売り切れだ。
光の剣がないと言うと、みんながっかりして帰って行った。
作らねばと思うが、一時間に30個が限界だ。
たぶん俺は何も出来なくなる。
助けて、
「仕方ないなぁ。けん太くんは。ぱんぱかぱーん、光の剣製造機」
「ノリが良いな」
「魔石を売って、作らせたら良いのよ。学生で企業してる人がいるから、紹介しましょうか」
「現金取引ならオッケーだ」
その会社の名前は、フォーチュンファンタジーだ。
「メール送ってみる。……返事があったわ。光の剣を使っているSNSみてオッケーだって。プラスチックで作るらしいわよ。何でも金型はガレージキットの作成で経験済みってことみたい」
名前からしてそっち系の会社か。
光の剣を上手く作るだろうな。
「客を待たせたくないんだけど」
「ちょっと待って……。木製のも作ってみるらしいわ。最初のよりもっと良い物が出来るって」
「どうせ、俺のは小学生の工作だよ」
魔石1個を5000円で、100個売れたから50万だ。
フォーチュンファンタジーでは学割はしないらしい。
もっと、魔石を安くしても良かったかな。
1万円の値段の価値はあるとフォーチュンファンタジー社長は言っている。
プレミアムというのを作って、10万円で売る計画らしい。
売れなくても俺は魔石さえ売れれば問題ない。
毎日、100個の魔石を売るという契約になった。
毎日、50万円の利益かよ。
家賃問題なんか蟻んこレベルになったな。
医者より稼いでいるんじゃないだろうか。
フォーチュンファンタジーは商品を海外にも発送するらしい。
ワールドワイドだな。
俺には出来ない。
さすが、大学生で企業している奴は違う。
もっとも、こんなに売れるだろうと思う商品は初めてらしい。
見た瞬間売れると稲妻が駆け抜けたって。
そんな物かな。
光の剣が落ち着いたら、光の盾とか、光の投げナイフとか開発してみようかな。
きっと流行るぞ。
魔石に対しての突っ込みが入らないようにしてくれてる神様に何かお供えしないといけないかな。
30万円するウイスキーを買って、神棚を作ってお供えしてみた。
ウイスキーは一瞬で消えた。
受け取ってくれたらしい。
フォーチュンファンタジーから光の剣を毎日1本仕入れることにした。
これぐらいなら売れるだろう。
売り切れたキュアウォーターを作らないと。
強気に100本ぐらい作っておくか。
リワードがガンガン減るが、そのうちリワードの缶詰が来る。
だから問題ない。
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今回のスキルと☆:
獲得スキル、なし
☆残り31個
今回の収支リワード:
収入
47リワード
支出
最下級回復ポーション卸し分10個、100リワード
最下級回復ポーション材料10個、100リワード
魔石200個、1000リワード
魔導インク2個、272リワード
残金
14,674リワード
今回の収支¥:
収入
キュアウォーター18本、18000円
ハイヒール軟膏23個、23000円
ライフエチャント10個、1000円
最下級回復ポーション卸し分10個、20000円
魔石卸し分100個、500000円
光の剣5本、50000円
光の剣学割95本、190000円
支出
食費、2,190円
ライフエチャント10個、700円
光の剣1本、7000円
判子を作るためのゴム、110円。
木材、1100円。
タコ糸200メートル、998円。
木工用ボンド、278円。
スプレーボトル100個、11000円
ウイスキー、300000円。
残金
823,738円
銀のたわし:3個
次の分岐:
儲かり過ぎなので、散財する。
何を買う?
①バイク、73万円。
②車、350万円。
③マンション、3000万円。
コメントでどれが良いか書いて下さい。
12/23日の午後2時締切です。
同数は作者の都合で決めます。
下一桁スタートガチャ:
現代ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。
一日のガチャ権利が2個になったら、二桁目で。
権利が3個と4個の場合、月間ランキングで、それ以上は年間と、累計で。
♡10毎にノーマルガチャ:あと♡2個
⓪ 銀のたわし
① 銀のたわし
② トイレットペーパー
③ 10000リワード
④ 1000リワード
⑤ 100リワード
⑥ 10リワード
⑦ 弱点看破スキル
⑧ 霧化スキル
⑨ 味見スキル
☆100毎にスーパーガチャ:あと☆49個
⓪ 超身体強化
① 残機
② 幸運
③ 強奪
④ 竜化
⑤ 毎回リワード+10
⑥ 言霊
⑦ 再挑戦
⑧ 霧化
⑨ 十秒無敵
PV1000毎にリワード倍増ガチャ:あと308PV
⓪ 銀のたわし
① リワード獲得1.1倍
② リワード獲得1.2倍
③ リワード獲得1.5倍
④ リワード獲得2倍
⑤ リワード獲得5倍
⑥ リワード獲得10倍
⑦ リワード獲得100倍
⑧ トイレットペーパー
⑨ 銀のたわし
ランキングのスクショ撮って、近況ノートにあげます。
かなり未来の分岐:
10万字までに累計5万リワードが稼がないと異世界堂閉店。
累計5万リワード行ったらネットショップを立ち上げて第2章に突入。
名前:金子・健太郎
レベル:10
魔力:500/500
スキル:
[ ]カクカクⓘ
水生成ⓘ
点火ⓘ
乾燥ⓘ
送風ⓘ
照明ⓘ
殺菌ⓘ
擬死ⓘ
方位ⓘ
加熱ⓘ
弱回復ⓘ
強回復ⓘ
石化魔法ⓘ
読心魔法ⓘ
土魔法ⓘ
転倒ⓘ
聖銀皮ⓘ
王打ⓘ
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