第11話 怨霊退治
Side:健太郎
獲得!
PV56と☆4個!
うん、まあまあだ。
パンパカパーン!
ガチャの結果発表。
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https://kakuyomu.jp/users/455834/news/16818093090698985900
当たったのは聖銀皮スキルと王打スキル。
スキルが当たりだな。
聖銀皮は、肌がミスリルの特性を帯びるぞ。
硬くて、アンデッドに対しては無敵だな。
触っただけでアンデッドは自壊するのだ。
王打は、打撃の凄いのじゃ。
ほとんどの敵はノックアウトにできるぞい。
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聖銀皮は怨霊に対しても無敵なんだろうな。
見えないから、効果はいまいち分からないんだろうな。
王打が活躍する場面が思い浮かばない。
喧嘩なんかしたら逮捕されるからな。
良いスキルなんだろうけど、日本じゃあまり意味がない。
コメントは6つ。
怨霊退治の予感。
かなり激闘だと思われる。
最下級ポーションの卸しは10本。
2万円の儲け。
うん、順調。
まいどの健康食品ライフエチャントを10個買った。
昨日、買ったのは売り切った。
嫌がらせも終わったし良いことだ。
ハイヒール軟膏は3個売れた。
在庫、56個。
キュアウォーターは2個売れた。
在庫、19個。
怨霊退治の依頼の件だ。
最近多いなとは思う。
霊能者として名前が売れて来たのに違いない。
一件1万円もリーズナブルなのかな。
依頼は病院と廃墟だ。
まずは病院。
夜になんていかない。
わざわざ怨霊のフィールドで戦ってやる必要はない。
「【聖銀皮】」
「凄い。光って見えるね。聖人みたい」
「ちゃっちゃとやるぞ」
「まず、感じるのはトイレ」
「ありがちだな」
トイレに入ると鏡にひびが入って破片が飛んできた。
だが、流石の当たりスキル、体に当たっても痛くもかゆくもない。
「あそこ」
俺はシャドーボクシングした。
「どうだ?」
「うんパンチの余波でトイレ内が浄化されたわ。怨霊はいない」
「鏡の弁償とか言われないだろうな。ああ、ガラスは石だったな。【土魔法】」
鏡が元に戻った。
ふい、気を使うったらないぜ。
「次は病室ね」
ええと、3号室の隣に4号室がありやがる。
怨霊の仕業だな。
「空間を捻じ曲げたのか」
「幻影よ。私には4と5が重なって見える」
入ると、気温が一気に下がった。
かなり凶悪な怨霊のようだ。
注射針が飛んできた。
聖銀皮さまさまだ。
目に刺さるところだったが、目の粘膜もミスリルらしい。
注射針は折れ曲がった。
「どこだ?」
「部屋のすみ」
手を広げて何にもない空間をハグしてやった。
「どうだ?」
「きれいさっぱりなくなったわ」
次は大部屋だな。
心電図や血圧を測る機械だろう。
たくさん電子機器がある。
そのコードが俺に絡みついた。
ぐいぐいと首を絞める。
くそっ。
「【石化】」
怨霊が石になった。
「【王打】」
石はバラバラになって消えて行く。
今回はちょっと危なかった。
「あとは大した奴はいないわ。水鉄砲で十分」
俺には怨霊はやっぱり見えないけどな。
ひと段落だ。
「誰っ! 水を撒いたのは!」
年配の看護婦が怒っている。
「掃除屋、異世界堂です。いま綺麗にしますから」
「掃除の途中だったのね。ご苦労様」
水を発射しまくって調子に乗り過ぎた。
後片付けが大変だな。
まあ仕方ないよ。
「僕、お母さんがいないの?」
「そう、お母さんが毎日来てたのに来なくなったのね。空に明るい場所があるでしょう。あそこに行けばお母さんと会えるわ」
悲しい幽霊だな。
放っておくときっと怨霊になったりするんだろうな。
そういう霊も回復魔法で成仏させて、病院での仕事は終わった。
次は廃墟か。
場所に行くとそこはラブホテル跡だった。
「酷い、墓地を潰してラブホテルを建てたのね」
「そうなのか。たしかに酷いな」
今回も激闘の予感。
建物の中は家具などなくて、かなり痛んでいた。
揺れが来た。
天井からコンクリートが落ちてくる。
「【土魔法】。元に戻れ」
「かなり怒っているわ。物凄く巨大化した怨霊よ」
そうだな。
建物を揺らして天井を崩落させる力だものな。
「【石化】。どうだ」
壁とか床が溶けた感じになった。
この溶けて固まったのが全部怨霊か。
こりゃ建物と一体化してやがる。
「土魔法で壊すしかないわね」
「【土魔法】。これは手間が掛かるな。まあやるしかないか」
一部屋ずつ回って石になった怨霊を砕く。
ああもう、まだるっこしい。
王打で粉々に砕きたいのをこらえる。
王打を使うと建物が崩れるかも知れないからな。
「取り壊しは業者に任せたら」
「この石化した怨霊をどう説明するんだよ?」
「どっかの馬鹿がセメントを違法投棄してことにすれば」
「物は試しだ。そう言ってみてくれ」
「コンクリートの違法投棄ですか? こりゃ酷い。誰がやったんだ」
俺がやりましたとか言わない。
「ここって元は墓地だよな。念入りに供養した方が良いと思うぜ」
「それをあなた達に頼んだんですが」
まだ仕事は終わらないらしい。
水を撒きまくった。
それと、害のない幽霊は、回復魔法で成仏させた。
「あー、浮気した彼氏がここを使っていたと」
「悔しかったでしょうね。でも成仏しないと。健太郎やって」
「はいよ。【弱回復魔法】」
「これね」
「何を拾ったんだ?」
「彼女が彼氏からプレゼントされた物。彼氏に返してほしいらしいわ」
意趣返しかな。
除霊を終えて、彼氏が住んでいる部屋を訪ねる。
「誰?」
「彼女が返してって」
「これは俺がプレゼントした物。ごめん、人づてに亡くなったと聞いたけど、お葬式にもいかなくて。恨んでたかな?」
「それほどじゃないと思うわよ」
うん、恨みが強ければ怨霊になってたからな。
「彼女の墓参りに行くよ。約束する」
「そうね。それが良いわ。お墓の前で懺悔するのね」
「あっ、彼女の声が聞こえたよ。笑ってた」
色々な幽霊がいるんだな。
見えないけど。
成仏して欲しいものだ。
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今回のスキルと☆:
獲得スキル、聖銀皮、王打
☆残り28個
今回の収支リワード:
収入
56リワード
支出
最下級回復ポーション卸し分10個、100リワード
残金
16,154リワード
今回の収支¥:
収入
キュアウォーター2本、2000円
ハイヒール軟膏3個、3000円
ライフエチャント10個、1000円
最下級回復ポーション卸し分10個、20000円
依頼料、10000円
支出
食費、4,579円
ライフエチャント10個、700円
残金
326,464円
銀のたわし:1個
次の分岐:
ハートフルストーリーどれ?
①運動部の男の子がレギュラーになる話。ポーションの直接の力でなくて、練習の後押しする。
②勉強が出来なくて落ちこぼれ。魔道具で勉強をサポートする。
③家族と疎遠になった老人。孫が遊びに来るような魔道具を考える。
コメントでどれが良いか書いて下さい。
12/22日の午後2時締切です。
同数は作者の都合で決めます。
下一桁スタートガチャ:
現代ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。
一日のガチャ権利が2個になったら、二桁目で。
権利が3個と4個の場合、月間ランキングで、それ以上は年間と、累計で。
♡10毎にノーマルガチャ:あと♡9個
⓪ 銀のたわし
① 銀のたわし
② トイレットペーパー
③ 10000リワード
④ 1000リワード
⑤ 100リワード
⑥ 10リワード
⑦ 弱点看破スキル
⑧ 霧化スキル
⑨ 味見スキル
☆100毎にスーパーガチャ:あと☆52個
⓪ 超身体強化
① 残機
② 幸運
③ 強奪
④ 竜化
⑤ 毎回リワード+10
⑥ 言霊
⑦ 再挑戦
⑧ 霧化
⑨ 十秒無敵
PV1000毎にリワード倍増ガチャ:あと425PV
⓪ 銀のたわし
① リワード獲得1.1倍
② リワード獲得1.2倍
③ リワード獲得1.5倍
④ リワード獲得2倍
⑤ リワード獲得5倍
⑥ リワード獲得10倍
⑦ リワード獲得100倍
⑧ トイレットペーパー
⑨ 銀のたわし
ランキングのスクショ撮って、近況ノートにあげます。
かなり未来の分岐:
48話までに累計5万リワードが稼がないと異世界堂閉店。
累計5万リワード行ったらネットショップを立ち上げて第2章に突入。
名前:金子・健太郎
レベル:10
魔力:120/500
スキル:
[ ]カクカクⓘ
水生成ⓘ
点火ⓘ
乾燥ⓘ
送風ⓘ
照明ⓘ
殺菌ⓘ
擬死ⓘ
方位ⓘ
加熱ⓘ
弱回復ⓘ
強回復ⓘ
石化魔法ⓘ
読心魔法ⓘ
土魔法ⓘ
転倒ⓘ
聖銀皮ⓘ
王打ⓘ
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