第15話

お姉様方は私の言葉に腹を立てたのか顔が真っ赤だ。


(うわ、リンゴみたい)

って思ったのは秘密ね。リンゴに失礼だし。


「アンタなんかに用はないのよ!私達は瀬野律花に用があるのよ!!」


わぁ、すっごい迫力...じゃなくて、熱意??

なんて言うんだっけかな〜。まっいいや。


『こんなことでわざわざりっちゃんが来ると思ってるの〜?舐めすぎだよお姉様方。

りっちゃんはお姉様方みたいに暇じゃないんだよね。』


と睨むと怯むお姉様方。情けないなぁ。


『一つだけお姉様方のためにも忠告しとくね。

りっちゃんはあの如月洸の大切な人であり蒼良のお姫様。そんな子に手を出したらお姉様方達この街に居られなくなるよ??』


ふふっと笑うと頭の良いお姉様方は顔を青ざめた。


『それに、優愛の大切なりっちゃんに手を出したら黙ってないからね。覚えておいてくれると助かるなぁ。』


首を傾げてお姉様方を見ると悲鳴とまではいかないけど、怯えてその場を去って行ってしまった。


はぁ、なんかつまんない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る