まぁ、あれで引いてくれるなら助かるんだけど。

次同じようなことしたら優愛の忠告ちゃんと聞いとけば良かったって後悔するだけだしね。

それもそれで面白いかも。

って、こんなこと言ってると優愛悪い人みたいだよね。やだやだ。

にしても、

『いつまでそこに居るつもりですか？

バレてますよ。』

お姉様方と話してる時に気づいた気配。

大方誰かは分かるけど。

「いやぁ、優愛ちゃんって見かけによらないよね。」

物陰から出てきたのはいつもの爽やか笑顔の洸さんと、副総長の伊吹朔夜だった。

『最初から隠れる気ないですよね〜。

聞きみですか〜？』

ニコッと笑うと洸さんもまた爽やかな笑顔で、

「そんな悪いヤツみたいに言わないでよ。

たまたま声が聞こえたから見に行ったら何か凄いことになってたからさ。」

”たまたま”ね...本当だか。

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