第32話 神様...
マロンの命...
大切な命を
この手で奪ってしまってから7年...
未だに私はどこか
神様に反抗しています
父方の祖母が霊能者で
祖母にとっての修行の先生が
私の名前を付けたとか...
幼い頃から
『おまえには龍神様がついている』
そう言われて育ちました
そんな私は...
物心ついた頃から
眠ると逆さ吊りになって
足から抜け出したり...
足元に知らないおばあちゃんが
正座していたり...
朝方の夢で
亡くなっている人が
色々伝えてきたり...
私だけ家族や周りの人達とは
違った経験だらけ...
誰に話しても怖がられるだけで
そのうち誰にも言えなくなって...
大人になってからは
友達になるフリをして
怪訝な宗教に執拗に誘われたり...
自分は『変な人...』なのかなって
いつも思っていました
でも...
YrちゃんがJOC目指して
水泳のバックの選手をしていた時
プールのガラス越しで初めて読んだ
江原啓之さんの本...
幼い頃に私の身に起こった
数々の奇妙な出来事と
全く同じ事が書かれていて
涙が溢れて困ったことがありました
『この人は私の苦しみを
分かってくれる...』
ただただ 嬉しかった
それからというもの
出る本は全て読みあさり
講演会にも行きました
美輪明宏さんの時は
家を出る時からもうすでに
何かに操られているようで
ホールのロビーでのお香で
もう自分が
ここに居てここに居ないような
不思議な感覚でいた事を覚えています
その講演後...
外の暗闇でお友達を待っていたら
美輪さんが私に気づいてくださって
『今日はよく
おいでくださったわねえ
お気を付けてお帰りなさいね』と
握手をしてくださいました
その時...
家を出る時からの操られ感が
ここに繋がっていた事を
理解出来た自分がいました
そんな経験をしている私が
未だ神様に反抗中...
今まで生きてきて
何度となく周りの人に
お伝えしてきました
相談を受けた時
異様さを感じた時
私が出来る精一杯を
お伝えしてきました
それなのに...
マロンの時は...
神様は
何の前触れも...
何の気配も...
教えてはくださらなかった
全く普通の
全く日常の
ある日突然
マロンの命を
奪ってしまって...
優しくて本当に
良い子だった
あれから7年...
最近は
江原さんの講演会のお誘いも
拒否していた私ですが...
今日はマロンのお庭を
綺麗にしたよ
マロンが元気な時は
お花がいっぱい咲いていたね
マロンのお庭にずっといたら
ママね...
神様に
素直になれそうな気が...したよ
そうして!って
マロンがシッポを振ってる...
そんな 気がしたよ
マロン...愛してる❣️
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