長編小説

第11巻

感情とは何か

女は恵まれていた、そういい男がいた、いや夫なのだ、女は夫が好きだった、夫も特に女には気をかけていた、しかし女は満足できなかった、だからいつもバーに行く、バーでは面白い男がいた、よく自分によくわからない夢の話をしてくる。前にナンパしてきたよくわからない面白い話をするやつだ、こいつは何を考えているのかさっぱりわからなかった、だがそれがまた良かったのかもしれない、何を考えているのか分からないからこそ話に惹かれるものがあった一番好きな話は嘘と真実、この話はとてもいい、悲しみに暮れながらも見たその光景を聞いている人に想像させる、その何かを想像するのがとてもよかった。いつもように話を聞いていると男の様子が変だった、話の内容が面白いがまるでそれを自分のことのように語っていた。女は不思議でならなかった、その話の内容が、自分の中でよく考えた、次の日も男は本当のような話をしてきた、いつしかその男に興味を持っていた、話の内容は面白い、いや面白すぎる、しかし最近の男はまるで自分のことのような話をするが真偽はわからない、だが何故かそんな男に惹かれつつあった。それは男になのだろうか、それとも話に惹かれたのだろうか、それは分からない、だけど何か言わないとまずいことがあると心の中で思ってしまった。だから男に夫がいることを伝えた、女は驚いた、男は言った、それでもいいよと、女は言った本当？ありがとう、何故こんな言葉が出てしまったのか分からないがその時は勝手に言葉が出てしまった。男は何事もないかのように話を続けた、そして、男は次の日女に会う約束をした。そこで男は言った、、、、、、、、、、、、、、、と、女は理解できなかった、いやそれでもいいと女は言った、男は言った、そうだね君にはわからないだろう、と、男はその場を去った、外は眩しかった眩しいくらいに太陽が照りかかり男はその光の中に消えていった。

そして女は立っていた、止めることはできなかった。そして家に帰り考え事をした、そして思わず家を飛び出したが、夫がそれを止めた。夫がそれを止めてきた。女はどうしようも出来なかった。どうすればいいのかわからなかった。ただそこに立っていた。