藤ノ宮まさおの今日のこの頃

藤ノ宮まさお

第1話「ゼロのまさお」

10月17日8時42分、都内某所のカフェで私はエッセイを書き始めた。


元々、小説を書きたいと思っていたが、思っているだけで書くことはなく、どうせ俺には無理だろ。と思い込み何も行動をしてこなかった。


きっかけは仕事を辞め、次の仕事で働きだすまでの間、暇な時間が出来たことだ。


今までで散々欲しかった休みだったが、2週間もあれば退屈な時間に変わってくる。やることねぇなぁーと思いながら、2024年10月から始まったテレビアニメ「精霊幻想記」の二期を見ていると、ふと昔よくライトノベルを読んでいたことを思い出した。


MF文庫から発刊されていた、「ゼロの使い魔」、ファミ通文庫から発刊されていた、「バカとテストと召喚獣」。思えば友達と過ごした時間よりも、ライトノベル、アニメ、漫画を読んでいる時間が私にとっての青春だったなと思う。


特に「ゼロの使い魔」は私のとって思い入れが深く、当時第四期の開始直前のイベントで秋葉原に行き、書泉タワーの最上階で行われたミニライブの抽選に早朝から並んだり、今は無きサンプラザ中野ホール(名称間違ってたらすみません)で行われた「ゼロの使い魔フェスティバル」だったかな、に参加したのも、まさに青春だった。


そんな私も大人になり社会人になると、アニメやライトノベルを読むことも少なくなり、漫画はかろうじて読んでいたが、通勤途中の隙間時間に仕事から逃げるようにして読んでおり、あの時のように楽しめずにいた。


仕事を辞めた今、久しぶりにしっかりとアニメを見た。


「やっぱりアニメ、ラノベ好きだわ」


そう思った。


あの頃に戻ることは出来ないけど、あの頃に出来なかったことは何だろと考えると、

すぐにこれだと思った。


当時は小説を書いて稼げなけば意味ないと思い、無理だろと感じていたが、

今はそんな意識は無い。自分がしたいと思ったことをやってみる。それでいいと思う。「まずはエッセイから始めてみようかな」と思いながら、バッグにPCを詰め、都内のカフェに向かった。



10月17日9時39分、約1時間でようやくここまで書き終えた。

注文したアイスコーヒーは半分程のみ終わり、カフェ内は少し静かになっている。

なんだか少し気分がいい。


私はこれから自分のペースで小説を書いていこうと思う。


投稿に関してはもう少しかかりそうだが、その辺も自分のペースでやろう。


エッセイに関しては特に何も考えずに気ままなに自由に思い立った時に書いていこうと思う。


自己紹介を兼ねたエッセイの第一話はこれで終わりだ。


第一話のタイトルはどうしよう、

とりあえず「ゼロの使い魔」アニメ第一期の第一話のタイトルを参考するとしよう。


変なタイトルだがまぁ良しとするか。


私は画面右上の公開に進むボタンを押下すると、

スマホからユーネクストを開き、「精霊幻想記」の第一期を見始めた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

藤ノ宮まさおの今日のこの頃 藤ノ宮まさお @masao3x3

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ