第15話 瑛太が過去に関係した女性 7人目
大学生時代に夜のお店のバイトで働いていた時のこと。瑛太の当時、一応は素直で、若かったし、運転手のバイトの中では気の使い方は一番だったから、お姉さん方には人気はあった。
当時は別に熟女に興味はなかったけれど、少しだけ踏み込んだ夜の世界の楽しさを次々と教えてくれたお姉さん方は沢山いた。今では名前も覚えていないけれど多分、当時四十歳は超えていたと思う。
十八~二十二歳の瑛太を相手にしていたので、けっこうな若者好きだったと思った。勤めが終わったお姉さん方を送る仕事だった事で、アフターのそのまたアフター的なお誘いを受けていた。
ある日、そのお姉さんが休みの日に直接、ママに交渉していた。
「あの子、可愛いから遊んでも良いかな?」と。
ママは「彼が良いって言うなら良いんじゃない?」と簡単にOKしていた。
お姉さんの家に連れて行かれて、「瑛ちゃんは本当のキスをしたことある?」と訊いてきた。
「本当のキスですか? うーん。どれが本当かわかりませんが」と、そこそこの経験をしていた瑛太は誤魔化した。
「教えてあげるから」と、急に瑛太にキスをしてきた。
「熟女とのキスなんて?」と思ったが何と、そのキスがとても気持ち良くて、トロ~ンとしてしまったのを覚えている。
「瑛ちゃん、キスはね、相手の舌を優しく吸った後に、舌と舌との追い掛けっこなのよ。決して、焦っちゃダメだし、口の周りを唾液でベトベトにしてもいけないよ。優しく、優しく、壊さないように、包み込むように、そして少し吸うの。こうやって手は頬を包んで、優しくね。親指で頬を撫でながら、指も愛撫の一つなのよ。こうやって指でも気持ち良くするの。ほら! こうやって。やってごらんなさい」
そこで、本当のキスの仕方を熟女からとことん教え込まれた瑛太だった。彼女たちからは、「瑛ちゃんのキスは本当に気持ちいい」とか、「凄くエロいキスだよね」とか、「こんなキスをされたら惚れちゃうよ」などと、お褒め頂く瑛太のキスは大学時代のあの頃のあの本当のキス講習のお陰で、勿論キスだけではないが、お姉さん方に本当に感謝している瑛太だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます