第四日目

 今日は、かつての学校の跡地を訪れた。校舎は崩壊し、運動場は雑草に覆われている。ここで友人たちと過ごした日々が、まるで夢のように感じられる。


「あの頃に戻れたら......」


 そんな思いを抱きながら、校舎の残骸を歩く。そこで、驚くべきものを見つけた。壁に描かれた落書きだ。日付は核戦争後のもの。


「他の生存者がいたのか?」


 希望が湧く。しかし、その落書きの内容は絶望的なものだった。


「もう終わりだ。誰も助けに来ない。さようなら」


 胸が締め付けられる思いだ。他の生存者も、結局は絶望の中で命を落としたのか。


 突然、遠くで爆発音が聞こえた。振り向くと、地平線の彼方で煙が上がっている。


「まだ...戦争は続いているのか?」


 恐怖と疑問が混ざり合う。この世界は、まだ完全には終わっていないのかもしれない。


 胸のパネルは「残り4日」を示している。時間は容赦なく過ぎていく。

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