第6話 海軍飛行隊と あの悪夢
令和6年10月22日 呉港湾地区
よく、整備された岸壁。海上部隊の艦艇が数十隻整然と停泊してある。そして、離岸準備に入りだす船たち。その桟橋の数と沖合にある 「メガフロート」海上飛行場。F-35B と新型の日本製艦上機「F-3 b」どちらも性能はある程度高いがそれを搭載する艦があればこそである。
「明星」非正規艦であり、我々が乗り込む「特務艦」である。
僕はこの船の想定しか知らない。なぜか超トップシークレットとなっており、
【超大型 強襲揚陸艦】 であること以外知らされていない。
どうやら、後世現代日本にも別の国の「転生者」がいる。ということだ。
同軸上 昭和 15年10月23日 夜明け前 4:49
ついに「日米開戦」の一報が入った。入ったのだ。それは、突然でB-31戦術爆撃機が日本の心臓部 帝都 東京を12機が防空侵犯し、さらに空襲を仕掛けようとしていた。すぐに、スクランブルがかけられ五大都市すべてに最新鋭の防空システムが配備済みであり 小笠原諸島 に入ったころには「レーダートレース」しており、事前配備の中距離対空システムと最新の海軍・陸軍戦闘機がそのプロペラを回し始めていた。
「紫電改」前世日本では大戦末期に少数配備されていた機体。それが、極秘裏に最新のエンジンと電子装置を搭載したカタパルト射出可能なように「ロケットブースタ」を搭載し、緊急発進したのが20機。迎撃機を考慮した数だ。すぐさま飛来した紫電改は房総半島の絶対防空エリアにて殲滅すべく12機はカタパルト射出されすぐに急加速して基地の外へと飛行。ほかの機もハンガーから滑走路に向かって誘導路を進み始めていた。
しかし、あの「アメリカ合衆国」である。最新鋭の戦闘機を配備し、エスコート部隊にそれを先行配備し飛来させていた。「P-38ライトニング」 と「P-39 エアラコブラ」を8機ずつ配置していた。
この時の工場は東京府中工場(海軍飛行機工廠)と茨木工場、愛知工場を保有しており生産ラインは火星エンジンを積んだ「15式 陸上戦闘機」と「13式 艦上戦闘機」を主に生産していたのだった。ヒトサン式は20mm×4門,260kgという同じ火星エンジン搭載機であった。海軍使用は軽量化が図られたモデルで「過給機付き」という高性能機であり15式は陸軍仕様のより航続距離と防弾性能を加味した機体であり、
ちょうど爆撃部隊が千葉の勝浦の上空に達したころ陸軍の15式陸上戦闘機6機が対峙した。すでに量産体制に入っていた同機であったがまだまだ「定数生産体制」であり本格生産に入っていなかった。
「くそ、新型爆撃機だぜ これはまずい」
新型機にはすでにドップラーレーダーが搭載されていて爆撃機編隊だけではなかったのだ。
「待ってていたかい ジャップ!!」
爆撃機編隊のエスコートつまり、護衛の戦闘機であるP-39 エアラコブラが襲い掛かったのだった。
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