【ステータスポイント分配】

今日期末テスト当日。俺はオリビアと付き合い始めて違う意味で努力した。毎日長さを測ったり、技術をつけれるよう動画を見たりーって、違う違う。冒険者だよ、冒険者。もうBランクまで上がった。思えば初依頼はマリアード夫人の犬の散歩だったっけか?懐かしいな、マリアード夫人。また会いたいなー。


 ってわけで、期末テストは学年が上がるにつれて、難易度が上がっていく。基本、高等1年は最低で基本属性の魔法。高等二年は上級属性の魔法。高等3年は、特異属性、もしくは創造魔法らしいけど創造魔法は難しいので、大半の人は特異属性の魔法にとどまるらしい。特異属性は高等3年で習うらしい。聖属性と、邪属性の魔法ってどんなんだろう。まぁ、まずは目の前のテストのことだけ考えよう。


 「次、ジャッジ。前に出て魔法を見せてください。」ユーリ先生が言った。オリビアが見てる。野郎ども、気合い入れろ!的な感じで魔力を集中させる。本気でぶっ放しても訓練場だしいいだろ。


 「水龍」全魔力に近い量を込める。やばい、やりすぎた。首がざっと100本出てくる。そのすべてが訓練場の壁にぶち当たる。よしよし、水の勢いが弱まって、ってなんでお前が勝つんだよ。防御魔法3重の壁にぶち当たったよな?で、なんで魔法のお前が勝つんだよ。失敗だ。ユーリがとても間抜けな顔をしている。


 「すいません。」


 「い、いやぁージャッジ君ならこれぐらいはね、し、してくれると思ってたから。全然、だ大丈夫さ。」


 クールキャラを保とうとしなくていいよ。声が震えてるし、はね返った水でごまかすのかもしれないけどお前の周りの水だけ黄色いんだよっ。


 「ありがとうございました。」テストが終わったものから解散だ。オリビアも今日は予定あるらしいから、冒険者ランクでもあげますか。






 〈8時間後〉


 はぁー疲れた。今日で魔物を200体くらいは狩ったんじゃなかろうか?冒険者ランクもAになってしまったよ。あ、そうだ、ステータスでも見よう。「ステータス、オープn


 言い終わる前に俺は地面に倒れこんだ。




 目を開けるとそこは病院の一室だった。なんで気を失ったんだ?「ステータスオープン。」




 〈12歳冬〉


 体力・125000




 筋力・70000




 魔力・99000




 魔法防御力・99000




 魔法攻撃力・100000




 敏捷・110000




 精神力・99000




 スキルポイント・0




 ユニークスキル・【ステータスポイント分配】




 スキル・魔法の道(聖)、剣帝術




 ステータスポイント40440




 レベル2007 個体名、ジャッジ




 職業・努力家




 あれ?スキルポイントなんてあったっけ?とりあえず、100つぎ込もう。


「筋肉増加を獲得しました。」


 え?ポイントに応じてスキルをもらえるのか、なんでだ?これが【ステータスポイント分配】の真価なのだとしたら、これが女神が渋った理由なのだとしたら...


 俺はすべてのポイントをつぎ込んだ


 


 体力・145000




 筋力・90000




 魔力・109000




 魔法防御力・99000




 魔法攻撃力・100000




 敏捷・110000




 精神力・99000




 スキルポイント・40440


 ユニークスキル・【ステータスポイント分配】




 スキル・魔法の道(極)、剣の道(極)、筋力増加(極)、魔法操作(極)、物理攻撃耐性(極)、魔法攻撃耐性(極)、状態異常耐性(極)、魔力増加(極)、体力増加(極)、神剣術、創魔術、武芸達者(極)、小さな巨人、神へと至らんとするもの、神の力pa@;:[a




 ステータスポイント




 レベル2007 個体名、ジャッジ




 職業・努力家




 神の力の後は文字化けしてみることができない。だが、強くなったことは確かだろう。この能力をもっと活かせるよう頑張ろう。


 「個体名、ジャッジが進化。個体名ジャッジは進化の準備をしてください。」




 俺の意識はふっと途切れた。

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