第129話

だけど朝帰りしたことは事実だし、わたしが悪いから仕形がない。



だけど、少しだけ胸が痛い。


おばさんが心配なんてしないことくらい分かってるけど、してほしくなんてないけど…



少しだけ、少しだけ、苦しかった。




それを気にしないようにして、おばさん達にもう一度話しかける。




「大事な話があるので、少しいいですか?」



大事な話、と言うところに反応したおばさん達は面倒くさそうにわたしの方を向いた。




「何?」



話してもいい、ということだろう。



そう受け取ったわたしはおばさん達の前に正座した。

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